ダルビッシュ、5回途中5失点に地元紙酷評 81球完封の同僚と比較「酷い結末」

カージナルス戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
カージナルス戦に先発したカブス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

4回0/3、6安打5四球、4奪三振、今季ワースト5失点で降板したダルビッシュ

■カブス 6-5 カージナルス(日本時間5日・シカゴ)

 カブスのダルビッシュ有投手が4日(日本時間5日)、本拠地カージナルス戦で4回0/3、6安打5四球、4奪三振、今季ワースト5失点で降板。スタンドからブーイングを浴びた日本人右腕は前日に完封勝利を挙げた同僚のカイル・ヘンドリックス投手と同じ81球だったことから、地元紙は皮肉を浴びせている。チームは6-5で勝利し6連勝を飾った。

 リグレー・フィールドのカブスファンからのブーイングが痛かった。女房役のデービスがプロ初ホームランとなる1号満塁弾で同点に追いついた直後の5回、先頭から連続四球で降板。制球難で試合を壊しかけた日本人右腕に「ユーイング」の声援ではなく、罵声が鳴り響いた。

 チームは逆転勝利を挙げたが、地元紙「シカゴ・トリビューン」は厳しい評価を下している。

「今季最高の先発から、ユウ・ダルビッシュはカージナルス相手に4イニング強しか持たなかった」

 記事ではこう報じている。4月27日(同28日)のダイヤモンドバックス戦で6回2安打8奪三振の好投で今季2勝目を挙げたが、この日は一転して今季ワースト登板となった。

 そして、前日のカージナルス戦でわずか81球で完封勝利を挙げたチームメートのヘンドリックスと比較し、痛烈な皮肉を浴びせている。

「ダルビッシュは5失点、6安打、5四球、5回無死の時点で降板となった。金曜日のカイル・ヘンドリックスのように、彼は81球を投げた。もっと酷い結末だったが……」

 100球未満で完封勝利を挙げるという往年の名投手にちなみ、「マダックス」と呼ばれる快投を見せたヘンドリックスの球数を引き合いに、制球難のダルビッシュに批判気味だった。

 そして、カブスの先発ローテーションでダルビッシュの防御率は悪い意味で目立っているという。

「ヘンドリックスの珠玉の投球で、カブスの先発陣はここ18試合で防御率2.15となった。ダルビッシュはこの試合までに2勝3敗で防御率5.02だった」と記事ではデータを紹介。この日の5失点で、防御率は5.79まで悪化してしまったダルビッシュ。中6日で休養十分だったが、2試合連続で好投を見せることができなかった。

(Full-Count編集部)

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