鷹内川がスタメン外れる 工藤監督「選手のケガに敏感になっている」

ソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・内川聖一【写真:藤浦一都】

「悪くなってからでは遅い」と選手のケガに敏感に

■ソフトバンク – オリックス(5日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは5日のオリックス戦を前に、工藤公康監督がスターティングオーダーについて触れ、内川聖一内野手を「今日も一度休ませます」とスタメンから外すことを明言した。

 内川聖一は4日に3試合ぶりにスタメン復帰して犠飛での1打点とあわや本塁打という右方向への安打を放った。しかし、工藤監督は無理をさせない方針だ。脚の張りを理由に早目に交代させたデスパイネもゲージでの打撃練習を行わなかったが「今日は中(室内)で打ちたいということだったので」と理由を説明。

「本人は大丈夫ということですが、そこは(通訳の)レオくんとも話をしています」と語りつつ「悪くなってからでは遅いのでね。休ませたり早目に交代することで回復する時間もあります。まだ先は長いし、絶対にいてもらわないと困る選手。僕の取り越し苦労ならそれでいいんですけど」と、出場について具体的な話は避けながらも、内川同様に無理をさせない方針であることを明かした。

 また、故障明けのグラシアルについても「早目に代えることも考えています。今はとにかく早め早めに代えてあげることが大事。選手のケガに敏感になっていることは確かですね」と口にした。

 さらにこの日の1、2番を「三森、周東で行きます」と明言。すでに6盗塁を記録している周東については「一番成長している選手。今の成績も十分だと思います。守備でもいいプレーをしてくれています。足があるから前方向の打球も普通に捕っていますけどね。今のウチには欠かせない選手」と称賛。

 三森についても「今日は内川くんが出ないので一塁で。彼には外野も含めて(守備での)可能性を広げてあげたい。それが若い人たちの競争にもなる」とした。上林も前日同様に打撃練習を行っておらず、5日も周東が右翼守備につくことになりそうだ。

 内川、上林のベンチスタートに加え、デスパイネとグラシアルにも途中交代する可能性。ソフトバンクの「辛抱の時期」はまだまだ続きそうだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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