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西武今井、“悪癖”克服でプロ初完封「達成感ある」 パ・リーグトップタイ4勝目

西武・今井達也投手が5日の楽天戦(メットライフ)に先発し、自身初の完封勝利をおさめた。

西武・今井達也【写真:荒川祐史】
西武・今井達也【写真:荒川祐史】

最終回はアウトを取るたびに「よっしゃ!」、1人で投げ抜き「価値ある勝利」

■西武 4-0 楽天(5日・メットライフ)

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 西武・今井達也投手が5日の楽天戦(メットライフ)に先発し、自身初の完封勝利をおさめた。

 前回登板した28日のオリックス戦(京セラ)で7回8安打と苦しみながらも最少失点に抑え、120球を投げ切って3勝目をあげていた今井。規定投球回数をクリアしている投手陣の中で、与四球はリーグトップの19。この日も2回にノーアウトから連続四球でピンチを招いたが、落ち着いて後続を断ち波に乗った。

 8回に山場があった。2死から藤田に左前打を浴びたが、浅村をファウルフライに打ち取るとマウンド上で大きく吠えた。今井は「(浅村は)1打席目から真っ直ぐに張っている感じがあった。チェンジアップでタイミングを外して打ち取れた」と納得の1球に頷いた。8回までに121球を投じていたが、最終回のマウンドではさらにギアを上げた。アウトを取るたびに大きく「よっしゃ!」と叫んで自らを鼓舞し、カード勝ち越しをかけた一戦を1人で投げ抜いた。「いつもより達成感がある。やりきった気持ちです。価値のある勝利でした」と手応えを口にした。

 腕が横振りになることでボールがシュート回転し、制球が定まらなくなる悪癖を克服したことが長いイニングを投げきれた要因の一つだ。投球時に一度、三塁方向を向き、目線を切ることでキャッチャーを両目ではなく左目で見るようにした。バッターボックスと正対することなく投球動作に入ることで身体の開きを最小限に抑えることができ、変化球の精度が増したという。今井は「野手の方が打ってくれるし、守ってくれる。それに応えたい。失点をできるだけしないようにと思った」と汗をぬぐった。

 この完封勝利が12球団を通して“令和初完封”となった。辻監督は「あいつには期待している。あいつも応えたいという気持ちもあるだろうし、『エースになりたい』という気持ちもあるだろう。まだまだ階段のぼる途中だからね。志をもってやってもらいたい」と期待を寄せる。今井はこれでハーラートップタイの4勝目。ここからも白星を積み重ね、新時代のエースにふさわしいことを証明する。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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