昨年の全米ドラ1右腕、マイナーでノーヒットノーラン含む56打者連続無安打の“偉業”

タイガース傘下2Aエリーに所属するケイシー・マイズ【写真:Getty Images】
タイガース傘下2Aエリーに所属するケイシー・マイズ【写真:Getty Images】

タイガース傘下2Aの22歳が快投、18回2/3と“2試合分”の長さを無安打

 タイガース傘下2Aエリーに所属する昨年のドラフト全米1位右腕が、56打者連続無安打という快投を披露して話題となっている。超有望株の右腕ケーシー・マイズ投手は、1度のノーヒットノーランを挟んで、17回連続無安打に抑えた。

 MLB公式サイトは、この“偉業”を特集。マイズは4月23日(日本時間24日)に1Aシュガーランドで登板すると、2回1死から安打を浴びたものの、その後は無安打で8回無失点の快投。2Aエリーに昇格し、初登板となった29日(同30日)の試合では9回無安打無失点2四死球7奪三振でノーヒットノーランを達成した。そして、4日(同5日)の試合でも3回2死で内野安打を許すまでノーヒット投球。3試合にまたがり、実に56打者連続で無安打に抑えた。

 記事では、厳密に言えばトータルで18回2/3に渡ってノーヒット投球を続けたことを紹介。つまり、ノーヒットノーランを2試合分(9イニング×2)以上続けたことになる。

 マイズは特集の中で「全球ストライクを投げることが目標なんだ。狙い球を(特定の球に)絞らせないこと。それこそが強打されることを防ぐために僕がしていることなんだ。そして幸運にも、それができたってことだね」と振り返っている。さらに、4日の試合の直球の制球力については「前回よりも良かったよ。まだまだだけど、前より良かったと思う」と回顧。ノーヒットノーランを達成した試合よりも、状態は良かったという。

 2018年のドラフト1巡目(全体1位)でタイガースから指名された22歳の右腕は、昨季はルーキーリーグと1A+で計5試合に登板し、0勝1敗、防御率3.95。今季は1A+で4試合に登板して2勝0敗、防御率0.35の成績をマークし、2Aに昇格していきなりノーヒットノーランを達成。2Aでは2試合でまだ自責0となっている。

 まだ2年目ながら、MLB公式サイトのプロスペクト(若手有望株)ランキングでは全体16位、投手としては4位の評価を受けており、メジャーデビューもそう遠くなさそうだ。

(Full-Count編集部)

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