前田健太、6回3安打も3四球で4失点 「四球」という単語を13度も使って悔やむ

パドレス戦に先発したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
パドレス戦に先発したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

黒星付かずも4勝目ならず「もったいない」「もう少しよくできたんじゃないかな」

■パドレス 8-5 ドジャース(日本時間6日・サンディエゴ)

 ドジャースの前田健太投手は5日(日本時間6日)、敵地でのパドレス戦に先発し、6回3安打4失点6奪三振3四球で4勝目はならなかった。リードを許して降板したものの、味方打線が8回に逆転し、勝敗はつかず。チームは1点リードの9回に守護神ジャンセンが代打逆転満塁サヨナラ本塁打を浴び、5-8で敗れた。前田は、先制ソロ以外は四球絡みの失点。試合後は悔やみきれないようで、約8分30秒の取材対応で「フォアボール」という単語を13度も発した。

 1回1死からレイエスに特大ソロを浴びた前田は、2回は2死からガルシアに四球を与え、続くメヒアに適時三塁打を浴びて2失点目。4回は先頭ホズマー、1死からはマイヤーズを歩かせ、ガルシアの適時二塁打、メヒアの犠飛で2点を追加された。

 3四球がいずれも失点につながる内容。3安打で4失点という結果に前田は「もったいなかったですね。フォアボールが全部得点に絡んでしまったので。もったいない点の取られ方をしたなと。ヒット3本で4点を取られてしまったので、もう少しよくできたんじゃないかなという反省点があります」と振り返った。

 さらに「(4回は)フォアボール2つ出して得点につなげられてしまったので、そこをしっかりフォアボールでなく抑えることができていればまた変わったと思いますし、追い込んでからのフォアボールと相性の悪くないバッターにフォアボールを出してしまったので、もったいないフォアボールだったなとは思います」「内容が悪いというかフォアボールが悪かった。打たれてる感じとかヒットの数は悪くないですし、フォアボールが自分を苦しめてしまったので」などと、その後も含めて8分半で計13回も「フォアボール」という単語を使った。

「ホームランの1点に抑えないといけない内容だった」

 この日は84球を投げてストライクは56球。ストライク率67%は決して悪い数字ではないが、失点につながる四球を悔やんだ前田。3勝2敗のままで。防御率は4.66となった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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