大谷翔平の復帰戦、地元TVは異例のハリウッド大作級“予告編”で盛り上げる

復帰戦に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
復帰戦に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

タイガース戦で219日ぶり先発出場「ショウヘイ・オオタニ、イヤー2」

■エンゼルス 5-2 タイガース(日本時間8日・デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手が7日(日本時間8日)、敵地タイガース戦で「3番・DH」でメジャー復帰。4打数無安打1打点1四球2三振とヒットは出なかったが、チームは5-2で勝利した。右肘手術のリハビリを乗り越え、219日ぶりの先発出場を果たしたスターの復活を地元テレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」は中継開始直後にハリウッド大作級の「ショウヘイ・オオタニ、イヤー2」の予告編で紹介。異例の扱いで“大谷祭り”を煽りに煽っていた。

 昨季新人王に輝いた大谷のメジャー2年目の開幕を地元ロサンゼルスでの中継局はハリウッド映画ばりの予告編で盛り上げた。

 まるで映画さながらの告知画面から、荘厳なサウンドトラックとともに、2018年3月29日の昨季開幕戦アスレチックス戦で幕を開けた大谷伝説を「イヤー1」として振り返った。

「1年目に、ショウヘイ・オオタニは投打をこなす一番新しい球界のヒーローとなった。直球と破壊力抜群のスプリット駆使し、マウンド上で輝きを放った」

 声優が重厚な口調で、投手としての名場面のハイライトを紹介。そして、右肘靭帯損傷という苦難に直面した英雄がスラッガーとして覚醒した最高のストーリーを伝えている。

「我々のヒーローが故障再発に見舞われ、マウンドに立てなくなったが、オオタニは打席で相手投手を圧倒し続けたのだ」

 本塁打を集めたハイライト動画とともに、打者としての復活劇を紹介。最後は、バットを握りしめる大谷の笑顔とともに「そして今、オオタニが打席に戻ってくる準備が整った。世界中のファンに、再びスリルを味わってもらうために。今ここで、オオタニのイヤー2がデビュー」とスーパースター復活を待ちわびるファンを煽りに煽る言葉で、1分半余りの壮大な予告編を締めくくっている。ここで、ようやく実況のビクター・ロハス氏とエンゼルスOBの解説者、元投手のマーク・グビザー氏のお馴染みのコンビが登場した。

 この日は無安打も1打点で勝利に貢献。やはり注目度は高く、破格の待遇で地元テレビ局も復活戦を盛り上げるなど、早くも米国では大谷祭りが巻き起こっている。

(Full-Count編集部)

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