西武辻監督、背信の高橋光に苦言「ああいう投球をしていると負け続ける」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

ベンチでは監督自らアドバイス「こういうのは嫌だよ、と」

■ロッテ 12-1 西武(8日・前橋)

 西武は8日、前橋でのロッテ戦に大敗し、借金生活に逆戻りとなった。これまで5勝1分けと得意にしていたロッテに対し、先発の高橋光が6回7失点と3戦連続の背信投球で4敗目。中盤までに試合を決められ、1-12で敗れた。

「ああいうピッチングをしていると負け続けるだろうね」と辻発彦監督はノックアウトされた右腕に対して厳しいコメント。降板後にはベンチ内で監督自ら高橋光と話し合う場面もあり、「俺がバッターだったらこういうのは嫌だよ」と3戦連続で5失点以上と苦しむ右腕にアドバイス。「せっかく速い真っ直ぐがある。真っ直ぐを活かすための変化球、変化球を活かすための変化球でしょう。らしさをもうちょっと出していってほしい」と話した。

 小野投手コーチは「やってもらわないといけない投手。2軍調整は考えていないが、これから(登板時期を)考える」と頭を抱えた。先発投手陣で現在メドが立っているのは多和田、今井、榎田と今季から本格的にローテを経験する本田のみ。松本航は最速で5月18日に1軍復帰する予定だが、内海の復帰時期は6月にずれ込む可能性もあり、チームは苦しい台所事情に悩まされている。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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