大谷翔平、第1打席は3球三振 復帰2戦目も「3番・DH」、第3打席で右肘に死球

3球三振に倒れたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
3球三振に倒れたエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

前日の復帰戦は4打数0安打1四球と快音響かず

■タイガース – エンゼルス(日本時間9日・デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地でのタイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場した。メジャー復帰を果たした前日の試合に引き続き、2試合連続で先発に名を連ねた。

 前日の復帰戦では4打数0安打1打点、2三振1四球と快音は響かず。復帰2戦目での復帰初安打に期待されたが、第1打席は左腕ボイドの前に見逃しでの3球三振に終わった。

 初回、先頭のフレッチャーが先頭打者本塁打を放ち、幸先良く先制したエンゼルス。大谷は1点リードとなった初回1死で、この日の第1打席に立った。初球は見逃し、2球目は空振りで追い込まれると、3球目の真っ直ぐで見逃し三振。まさかの3球三振に終わった。

 第2打席は3回のチャンスで回ってきた。2死二、三塁で打席に入ると、初球は外角低めの真っ直ぐを見逃し。2球目はスライダーをファールにして追い込まれ、3球目は自打球を当てるファール。4球目は低めのスライダーを見極め、5球目の真っ直ぐを捉えた打球はシフトを敷いた三塁手の正面に。三ゴロに倒れた。

 大谷は、7点のビハインドとなった6回2死でこの日の第3打席へ。3度目の対戦となったボイドと対峙。初球は外角へのカーブで空振り。2球目がボールとなると、3球目はインハイに抜けた真っ直ぐが右肘に直撃する死球。冷や汗をかいたが、エルボーカードに当たっており、大事には至らなかった。昨年8月25日の本拠地アストロズ戦以来、メジャー通算3個目の死球でこの日初めて出塁した。

 大谷は昨季、打者として打率.285、61打点、10盗塁、日本人メジャーリーガーの1年目として最高の22本塁打をマーク。投手としても4勝2敗、防御率3.31の成績を残し、ア・リーグ新人王に輝いた。

シーズン終了後の昨年10月1日に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、地道にリハビリを重ねてきた。素振り、ティー打撃、トス打撃、フリー打撃と徐々に前進し、4月下旬に実戦形式の打撃練習「ライブBP」を開始。今月4日(同5日)には打席数が「50」に達し、メジャーの舞台に戻ってきた。

(Full-Count編集部)

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