ロッテ井口監督、9回追いつかれ延長戦勝利に手応え 「底力はついてきている」

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

延長11回に今季初打席の代打・高浜が決勝のタイムリー二塁打

■ロッテ 5-4 西武(9日・県営大宮)

 ロッテは9日、県営大宮球場に移動して行われた西武戦に延長11回、5-4で勝利し、3連勝を飾った。9回に追いつかれながらも延長戦を制した井口監督は「底力はついてきていると思う」と手応えを口にした。

 1点リードで迎えた9回。守護神・益田が味方のエラーもあり2死一、二塁のピンチを招くと代打・岡田に中前適時打を浴び試合は振り出しに。それでも延長11回1死二塁から、前日1軍昇格しこれが今季初打席となった代打・高浜が、マーティンから左越へ勝ち越し適時打二塁打を放ち、試合を決めた。

 また、延長11回に登板し1イニングを無失点に抑えた西野が2016年7月26日オリックス戦以来、約3年ぶりのセーブを挙げた。

 粘り強く勝利を手にしたチームに井口監督は「こういうゲームを取れたことは大きい。ピッチャーも頑張ってくれたし、高浜もいいところで打ってくれた。こういう1点差ゲームで勝てるようになってきた。底力はついてきていると思う」と、接戦での勝利に手応えを感じていた。

 これで勝率5割に復帰したが指揮官は「まだまだ通過点」と先を見据える。10日から敵地・福岡に乗り込み、首位ソフトバンクとの3連戦を戦う。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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