「イチローはレジェンド、大谷はアイドル」!? 敵地メディアが2人を“比較”

「彼はまだレジェンドの立ち位置ではないので、アイドルということ?」

 すると、実況も大谷談義に参戦した。持ち出した話題は3月のアスレチックスとの日本開幕シリーズで現役生活に幕を引いたマリナーズの背番号51と大谷の比較だった。

「私はここに来ている日本のテレビ局のクルーとオオタニについて話をしました。日本での人気という部分で、彼とイチローの違いについてでした。彼らはイチローはレジェンドで、オオタニはアイドルだ、と話していましたね」

 このように、日本報道陣への取材の結果を報告。メジャー通算3000本安打など数々の偉業を達成したイチロー氏は「日本のレジェンド」で、昨季の新人王であるオオタニは「国民のアイドル」という位置付けと紹介した。ギブソン氏が「ということは、彼はまだレジェンドの立ち位置ではないので、アイドルということなんでしょうか?」と話したところで、日本が誇る2人のスーパースターの比較は中断。大谷のバットから快音が鳴り響いたからだ。

 実況が「すべての日本のテレビ局がここまで来てカバーしています。右翼に一撃。これが今季初安打です」と実況が語ると、ギブソン氏は「右中間への当たりでしたが、ニックは素晴らしい仕事を見せました。素早い捕球でオオタニを一塁にとどめましたよ」と指摘。右中間への鋭い当たりに対して、巧みな打球処理で大谷の二塁進塁を許さなかったカステヤノスの守備を称賛した。ギブソン氏の大谷のスピードに対する評価は本物のようだ。

 敵地の中継でもトラウト、そして、イチロー氏と比較されるなど、話題の中心となった大谷。3回の第2打席にも内野安打を放ち、昨年9月28日(同29日)のアスレチックス戦以来、223日ぶりのマルチ安打を記録した男は今季も全米にセンセーションを巻き起こしてくれそうだ。

(Full-Count編集部)

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