「ストライクを投げろ」ダルビッシュ再生案を米メディアが提案、オープナーも?
3つの案を提示、ローテ落ち、1度先発を飛ばす、オープナー導入
コントロールの定まらないダルビッシュの再生案について、記事では様々な提案をしている。まずは先発ローテーションから外れること。「モンゴメリーと立場を入れ替えることかもしれない。彼は故障者リストから復帰し、木曜日に71球の投球を見せる前に、3Aアイオワの最後の試合で先発して6回1安打の投球を見せている。モンゴメリーはすでに先発として成長できることを何度も何度も証明している」とし、この日の2番手で5回3安打2四球無失点で勝利投手となった左腕マイク・モンゴメリーとローテを入れ替えることを提言した。
だが、記事では、昨季大物FAとして6年契約を結び、2023年まで9500万ドル(105億円)の年俸総額を残していることから「それはダルビッシュには起こらないだろう」とも分析。被打率は.227と抑えており「彼を打つのは、間違いなく困難」とも指摘している。
第2のプランはダルビッシュの登板日1試合を飛ばすことと提案したが、ジョー・マドン監督はこれを否定。記事内では指揮官の「正直、そうするとは思わない。とにかく投げ続けてもらう。彼は7人三振で抑えているんだよ、わかるか? ということはフィジカル的にはいいんだ。それがもちろん、彼のフラストレーションでもあるんだけれど。とにかく努力を続けるしかない」とするコメントを伝えている。
そこで浮上する第3のプランは、昨季躍進したレイズが開発したリリーフ投手が短いイニングで先発する「オープナー制」のダルビッシュ限定導入だという。「これはダルビッシュに機能するかもしれない。彼は3回から8回まで投げることができる」と分析。ブルペン投手に先発投手を立てて、2番手としてダルビッシュを投入する作戦を提言している。
「全く複雑なことじゃないんだ。もっとストライクを投げろ、ユウ」と、米メディアから異例の檄を浴びたダルビッシュ。ローテ陥落か、先発試合スキップか、オープナーで2番手か――。ダルビッシュは本来の輝きを取り戻すことができるだろうか。
(Full-Count編集部)