大谷翔平、2戦11打席ぶり安打! ルース生誕地で快音、復帰後初得点も記録

「3番・DH」で先発出場しているエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
「3番・DH」で先発出場しているエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

敵地オリオールズ戦で5戦連続「3番・DH」で先発出場

■オリオールズ – エンゼルス(日本時間12日・ボルティモア)

 エンゼルスの大谷翔平投手が11日(日本時間12日)、敵地オリオールズ戦に5試合連続「3番・DH」でスタメン出場し、2試合ぶりの安打を放った。前日は5打席無安打に終わっていたが、第3打席で右腕イノーアから左前安打を放ち、11打席ぶりに快音を響かせた。

 6回の先頭打者として打席に入った大谷。初球をファウルにすると、2球目、右腕が投じた外よりの真っ直ぐを弾き返すと、打球は左前に弾んだ。復帰後初安打を含む2安打を放った9日(10日)のタイガース戦以来、2試合ぶり、11打席ぶりの安打となった。続くプホルスが左前安打を放つと、相手バッテリーのミスで三塁へ進み、カルフーンの中前適時打で生還。復帰後初得点をマークした。

 オリオールズの本拠地ボルティモアは元祖・二刀流ベーブ・ルースの生誕の地。昨年6月の遠征時には故障者リスト入りしていた大谷にとって、この遠征がボルティモア初見参となった。前日の第1戦は2打席連続三振のあと、遊ゴロ、三ゴロ、左飛に倒れ、5打席無安打。この日の第1打席は中飛、第2打席は左飛に終わり、復帰初安打を含むマルチ安打を放った9日(10日)のタイガース戦の第3打席から10打席連続で無安打が続いていた。

 大谷は昨季、打者として打率.285、61打点、10盗塁、22本塁打をマーク。投手としても4勝2敗、防御率3.31の成績を残し、ア・リーグ新人王に輝いた。シーズン終了後の昨年10月1日に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)を受け、地道にリハビリを重ね、4月下旬に実戦形式の打撃練習「ライブBP」を開始。マイナーでの試合に出場することなく、メジャーの舞台に戻り、この日が5試合目の実戦だった。

 復帰初戦となった7日(同8日)の敵地タイガース戦は4打数無安打1四球2三振1打点、8日(同9日)の同戦は3打数無安打1死球と9打席連続で快音は響かなかった大谷。しかし、9日(同10日)のカード3戦目は4打数2安打1打点1四球の活躍で13-0での大勝に貢献。221日ぶりのヒットとなった先制打はMLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」で打球の初速111マイル(約178.7キロ)を記録するなど、大谷らしい痛烈な打球を放ち、徐々に感覚を取り戻してきていた。

(Full-Count編集部)

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