勝率5割復帰失敗のエンゼルス やはり打者・大谷翔平は不可欠?

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

昨季大谷がスタメンした82試合で44勝38敗、今季は4勝1敗

■オリオールズ 5-1 エンゼルス(日本時間13日・ボルティモア)

 エンゼルス・大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地のオリオールズ戦で今季初めて欠場した。前日まで5戦連続フル出場し、この日の相手先発は左腕ミーンズ。初のベンチスタートとなった復帰6戦目は出番なく、チームは1-5で完敗。連勝は3でストップし、勝率5割復帰を逃した。

 4点を追う9回2死。大谷は母の日にちなみピンクのバット、アンダーシャツ、スパイクなどを身につけてネクストまで出たが、前を打つボーアが空振り三振に倒れてゲームセット。ピンク・大谷の登場はなく、チームは3回のトラウトの9号ソロの1点止まりだった。

 エ軍先発はメジャーデビューしたばかりの右腕キャニングだった。3回までに3被弾で4失点したが、打線はトラウト、プホルスを中心に11日まで3試合連続2桁安打を記録した強力打線。十分に反撃可能とみられていたものの、この日は大谷が復帰した7日以降は最悪4安打にとどまった。特にトラウトが四球で出塁した5、8回にチームトップの打率.313を誇る3番・シモンズが2打席連続併殺打。結果的に不動の3番・大谷の“不在”を際立たせる結果となってしまった。

 昨季チームは80勝82敗と負け越したが、大谷がDHスタメンした82試合では44勝38敗。今季も先発出場した4試合は4勝1敗と強さが光る。もちろん長いシーズンを見据えたコンディション管理、20年の二刀流復活に向けた投手としてのリハビリは最優先となるが、チーム成績にも関わる打者・大谷。これまでにオースマス監督は相手先発が左腕時に休養日を設ける可能性を示唆しているものの、今後どのように起用していくのか注目される。

(Full-Count編集部)

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