誕生日も忘れるほど!? 充実の日ハム堀、右打者への攻めが飛躍の鍵「苦にならない」

目指すのは先発の座「先発でやっていけるようになりたい」

 先発かリリーフか。堀の適性について栗山英樹監督は「何でもできる。今は特に先発もできるし、抑えもできる」と能力を最大限認めている。実際、5月1日西武戦では今季は初めて先発させた。3回途中に左手人差し指の皮が向けて降板したものの、2回1/3を投げて、山川のソロによる1失点とショートスターターとしての役割を果たした。

 堀自身が目指しているのは先発だ。「やりたいのは先発です。今は中継ぎでチャンスをもらっているので、今のポジションで結果を勝ち取って、先日のようなチャンスを生かして、先発でやっていけるようになりたいと思っています」と言い切る。

 5月1日西武戦で先発した時には、リリーフでの経験が生きたという。「先発だけやっていた時は長いイニングを投げなければいけないと変に考えることが多かったですが、中継ぎは一発目からポンと入っていかないといけない。中継ぎの気持ちで1イニングずつやって、イニングが増えていくことは苦ではなかったです」と新境地を切り開いた。

 今季忘れられない試合がある。4月28日ソフトバンク戦。4点リードの8回に登板した堀は、安打と失策で1死一、二塁となったところで、宮西尚生投手にマウンドを譲った。「4点差あったし、点を取られてからなら、納得できたんですけど…。信頼されていないことが悔しくて。だから、もっとしっかり結果を残して、代えられないようにしたいと思いました」と決意を新たにした。

 堀のそんな思いを察知した宮西が翌日食事に誘ってくれたという。「気にかけてもらって本当にありがたいです。野球の話とそれ以外の話が半々。僕からも質問しますし、いつもいろいろ教えてくれます。ミヤさんの前で結果を残して、ミヤさんに認められて、チームに信頼されるピッチャーになりたいです」と目をキラキラさせながら語った堀。近い将来、投手陣の柱となるべき左腕は着実に成長している。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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