ロッテ二木、7回9K無失点の快投を井口監督絶賛「今年一番の出来でしたね」

ロッテ・二木康太【写真:荒川祐史】
ロッテ・二木康太【写真:荒川祐史】

得点圏に走者置くも「ギアを上げて投げミスなくいけた」

■ロッテ 6-1 楽天(17日・ZOZOマリン)

 ロッテの二木康太投手が17日、本拠地での楽天戦で7回を4安打9奪三振無失点と快投し、今季3勝目(2敗)をマークした。前回の10日ソフトバンク戦に続き、7回を投げての白星に、お立ち台では「本当にうれしいです」と笑顔を弾けさせた。

 序盤に打線から2点の援護をもらった二木は、伸びのあるストレートを軸に要所でフォークを振らせる投球で、楽天打線に仕事をさせず。今季自己最多となる9つの三振を奪ってみせた。7回を投げて3者凡退としたのは2イニング。再三走者を背負ったが「得点圏に走者を置いてから、ギアを上げて投げミスなくいけました」と振り返った。井口資仁監督も「今年一番の出来でしたね」と絶賛だ。

 好投の要因として「フォークはすごく良かった」と手応えを話したが、真っ直ぐに関しては「正直いいのか悪いのか……という感じだった」と“告白”。7回に最後の打者となったオコエの打席で、真っ直ぐは時速147キロを計測。「初回からいけるように投げたい」と、早めのギアアップを次回以降の課題とした。

 今季は若手の先発投手、種市篤暉と岩下大輝の好調が光る。二木も23歳とまだまだ若手だが、「年下の岩下と種市がいいピッチングをしていることに刺激を受ける。自分も負けていられない」と切磋琢磨を意気込む。

 2019年のロッテが「マウエ↑」に躍進する鍵は、二木をはじめとする若手先発陣が握っていそうだ。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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