ロッテ鈴木大地、6年ぶり満塁アーチを自画自賛「最高の仕事ができたかな」

ロッテ・鈴木大地【写真:荒川祐史】
ロッテ・鈴木大地【写真:荒川祐史】

2013年8月22日の西武戦以来の大仕事に「気持ちでなんとかしようと」

■ロッテ 6-1 楽天(17日・ZOZOマリン)

 ロッテの鈴木大地内野手が17日、本拠地での楽天戦で勝利を決定づける3号満塁アーチを右中間へ運んだ。2013年8月22日の西武戦以来となる6年ぶりのグランドスラムに、試合後は「こんなことを言うのもなんですけど、最高の仕事ができたかなと思います」と会心の笑みを浮かべた。

 2点リードで迎えた7回裏。ここまで好投していた楽天・美馬にロッテ打線は2死を奪われる。だが、今季打撃に苦しむ8番・藤岡が中前打を放つと、9番・江村が今季初安打となる右前打。さらに荻野が四球でつなぎ、2死満塁の絶好機を鈴木につないだ。

「思い切っていこうと思った。(藤岡)裕大、江村と繋いでくれたので、気持ちでなんとかしようと。技術的なことは覚えてないんですけど、強い気持ちを持っていきました」

 2ボールからの3球目、144キロの外角シュートをフルスイングで捉えると、打球はロッテファンで沸く右中間席に飛び込む満塁アーチとなった。「(外野手が)前に来ていたので、打球が抜けたのは分かったんですけど、入ってよかったです」と振り返った。

 6年前は、当時現役だった井口資仁監督と2人で同イニングに満塁弾を放ち、NPB史上5度目となる1イニング2満塁弾を記録した。この日のグランドスラムは記録こそつかなかったが、仲間が必死で繋いだ打線を最高の形で繋ぎ切れたことがうれしかった。

 お立ち台では「今日は余韻に浸ります」と話したが、ロッカーへ戻ると「今日は今日。明日はどう1日頑張れるかが大切」と表情を引き締めた。1日1日を積み重ねながら、チームを勝利へと牽引していく。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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