菊池雄星「メジャーで生き残るために大事な日」強打のツインズ封じ、本拠地初勝利
「ストレートを投げないように指示が出るのかと思ったら、逆にインコース投げてくれと」
――ルーキーは疲れの見える5月。
「月に1回のショートスタートという配慮もしていただいてますし、その中でレストもしっかりもらっているので、投げる試合はいいピッチングできるように準備しています」
――長打はなく、打たれた気はしない。
「楽しみでしたね、投げる前から。3日間悔しいゲームが続いていましたし、ここを抑えられたら、また自信が深まるなという相手でもあったので」
――5回は消極的に?
「四球を先頭に出してしまって、そこで次のバッターでゲッツー取りたいと思ってしまった部分があって、置きに行ったというか、振ってくれという、引っ掛けてくれというのがあった。2つ目の四球が1番悔やまれますね」
――三塁線の処理は。
「あそこはフィールディングをしっかりやらないといけないな、というところですけど」
――左投手には難しい打球。
「決してフィールディングは苦手ではないんですが、ちょっと焦った部分はありますね」
――直球と右打者の内角を突いた。
「ミーティングで、あれだけ3日間でストレートいい当たりをされていたので、ストレートを投げないように指示が出るのかと思ったら、逆にインコース投げてくれという指示があったので、それは粋に感じた。狙っている中で、相手が得意な中でいかに抑えられるかは今日のテーマでした」
――懐に飛び込んで投げる意味。
「細かいコントロールがあるタイプではない。少ない球種、3つの球種の中でぶつかっていくという、そういうピッチングで勝てたのが大きいですね」
――デーゲームは得意。
「起きていると試合のこと考えちゃうんですよね。ナイターの時とか、直前まで寝ていたりとかして、しんどいんですよね。デーだと朝起きたらすぐ試合なので、変な緊張、野球を考える時間は少ないんで、そこはいいんじゃないですかね」
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)