「極めて素晴らしい投球」本拠地初勝利の菊池雄星をサービス監督べた褒め

本拠地初勝利をマークした・菊池雄星【写真:Getty Images】
本拠地初勝利をマークした・菊池雄星【写真:Getty Images】

強打のツインズ打線を6回5安打3失点に封じて今季3勝目

■マリナーズ 7-4 ツインズ(日本時間20日・シアトル)

 マリナーズの菊池雄星投手が19日(日本時間20日)のツインズ戦に先発し今季3勝目、本拠地初勝利をマークした。6回5安打3失点と好投。本拠地T-モバイルパークでの5度目の先発マウンドで、強打のツインズ打線を封じて初勝利を掴んだ左腕を、スコット・サービス監督は「極めて素晴らしい投球」と絶賛した。

 初回いきなり先頭のポランコに安打を許したものの、続くスコープを併殺打に仕留め、無失点の立ち上がり。3回には2死満塁のピンチを招いたが、CJ・クロンを空振り三振に仕留めて窮地を脱した。5回にポランコの内野安打に自身の悪送球、さらに内野ゴロの間などに3点を失って逆転を許したが、味方打線がその直後に再逆転した。

 菊池は6回まで投げてツインズ打線を5安打3失点に封じた。6個の三振を奪い、4試合連続で6回自責点3以内のクオリティースタートを達成した左腕について、指揮官は試合後の会見で「またしてもユウセイ・キクチによる極めて素晴らしい投球だった。彼はいくつかの点で実に素晴らしい順応を見せてくれた。彼はゲームプランをしっかり遂行してくれた」と称賛の言葉を並べた。

 メジャーデビューを果たし、この試合が11試合目の先発だった菊池。メジャーでの生活は約2か月が経過し、サービス監督は「彼は非常にうまく順応している。彼はとても闘争心がある。得た情報もしっかり吸収している。初日から言っていることだが、ユウセイ・キクチは学習家だ。学び続けている。彼は見ていて楽しい選手だ」とその姿勢も評価。「彼が流れを作ってくれた。それが今日、ユウセイがしくれたことだ」と、指揮官は最後までべた褒めにしていた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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