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【林昌範の目】混パの台風の目はロッテ 開幕スタメン漏れした2選手がキーマンに

パ・リーグはソフトバンクが頭一つ抜け出している感もありますが、セ・リーグは広島が0.5ゲーム差で今季初の単独首位に立つなど混戦状態になっています。両リーグとも順位の変動が激しいので野球ファンの皆様は試合を見ていて楽しいのでないでしょうか。

ロッテ・鈴木大地【写真:荒川祐史】
ロッテ・鈴木大地【写真:荒川祐史】

荻野は「内野安打になって塁に出たら走られるから二塁打と同じ」

 パ・リーグはソフトバンクが頭一つ抜け出している感もありますが、セ・リーグは広島が0.5ゲーム差で今季初の単独首位に立つなど混戦状態になっています。両リーグとも順位の変動が激しいので野球ファンの皆様は試合を見ていて楽しいのでないでしょうか。

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 個人的に、非常に良い戦いをしていると感じるのがロッテです。開幕こそスタートダッシュに失敗してしまいましたが、ズルズルいかずに勝率5割付近をキープしています。長距離砲のレアード選手の加入が非常に大きいですが、選手層が厚くなったのも白星を重ねられる大きな要因だと思います。中村奨吾選手、井上晴哉選手と中軸を担う選手が不調の時期がありましたが、開幕スタメンに名を連ねることができなかった鈴木大地選手、荻野貴司選手の頑張りでチームが浮上しました。

 特に荻野選手は1番打者としてチームに勢いをつけている印象を受けます。彼の一番の武器は球界屈指の俊足です。僕が現役時代のミーティングでは、「内野ゴロを打たせるな。内野安打になって塁に出たら走られるから二塁打と同じだ」と言われるほど足が警戒されていました。ただ足が速いだけでなく、走塁技術全般のレベルも非常に高い選手だったので投手からすれば本当に厄介な選手です。初回から荻野選手が出塁すれば得点が入る可能性が高く、試合の主導権を握れることが好循環になっていると思います。

 ロッテは元々能力の高い投手はそろっています。今季は先発要員だった洒居知史投手、唐川侑己投手をセットアッパーに配置転換した井口監督の采配がはまり、ストッパーの益田直也選手につなぐ勝利の方程式がきっちり確立しています。正捕手の田村龍弘捕手が右太ももを負傷して戦線離脱し、中村選手もまだ本来の力が出ていない中でこの健闘ぶりなので、今後の戦いぶりに十分期待が持てるのではないでしょうか。(元巨人、日本ハム、DeNA投手)

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