札幌Dでまた快投2勝目 日ハム杉浦、中11日で結果「休ませてもらってるので」

日本ハム・杉浦稔大【写真:石川加奈子】
日本ハム・杉浦稔大【写真:石川加奈子】

前回より登板感覚を6日縮めて好投、“試金石“の登板で連敗止める好投

■日本ハム 11-2 楽天(23日・札幌ドーム)

 日本ハムの杉浦稔大投手が23日、本拠地楽天戦に先発。5回77球を投げて4安打1失点と好投し、今季2勝目を挙げた。

 これまで4試合に登板して20回無失点と圧倒的な力を発揮している札幌ドームで、チームを救った。連敗を4で止めた右腕は「自分の仕事に集中して、いい流れをつくろうと思いました」とお立ち台でホッとした笑みを浮かべた。

「力で押してというピッチングではなかったので」と5回完全投球を見せた4月23日楽天戦に比べると調子は良くなかったという。2回に2本の安打と内野ゴロで同点に追いつかれ、札幌ドームでの登板5試合22イニング目にして初失点。それでも「全くコントールできないほどの調子の悪さではなかった」と3回以外は走者を背負いながら、2つの併殺を奪うなど要所を締めた。 

 故障歴のある右肩の状態を見極めながら登板日を決めている。中17日で登板した5月11日西武戦(札幌ドーム)では5回を投げて1安打無失点。3度目の登板となる今回は間隔をさらに6日縮めて中11日で臨んだ。栗山英樹監督は試合前に「今日の内容と今日投げた後の体の感じが(今後の)肝になりそうな感じ」とこの日の登板を試金石として位置付けていた。

「中11日でもほかのピッチャーよりも休ませてもらっているので、しっかり仕事をしようと思いました」と振り返った杉浦。リーグトップタイのチーム打率.261を誇る楽天打線相手に結果は残した。

 24日に一度登録抹消される予定で、次回登板は未定。右肩の状態を見極めながら、杉浦にとってもチームにとっても、最良のタイミングを探る。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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