DeNAラミレス監督「戦い続けるしか」虎に7連敗 今永3失点も打線に1本出ず

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

初回に筒香の2ランで2点を先制するも、逆転負け

■阪神 3-2 DeNA(24日・横浜)

 DeNAは24日、本拠地・横浜スタジアムで行われた阪神戦に2-3で敗れた。防御率リーグトップの今永が先発し、初回に筒香の2ランで先制したが、リードを守れず阪神戦7連敗となり、ラミレス監督は「ゲームのスタートは非常によかったが、打線が2回以降、点を取ることができなかった」と肩を落とした。

 自身4連勝中、防御率1点台のエースでも連敗を止めることができなかった。初回に幸先よく2点を先制し「今日はこれでいけるかと思った」という指揮官だが、追加点が奪えず、6連敗中の嫌なイメージが頭をよぎった。「今年の阪神はリードしても少しずつ追いつかれて、最後は逆転されてしまう」という言葉通り、4回と6回に2本の犠飛で同点とされ、7回には先頭・近本の三塁打でピンチを招き最後は大山に決勝打を打たれた。

 ラミレス監督は「今永はクオリティースタートだったし、素晴らしい仕事をしてくれた。大山の勝ち越し打もファウルぎりぎりの打球で、相手がうまく打った」と、7回3失点の左腕を責めることはなかった。

 8回の攻撃では、無死1塁から筒香が一、二塁間への内野安打を放ったが、代走の桑原が二塁オーバーランで憤死。「あれは判断が難しいプレー。積極的な走塁は悪いことではない」とした指揮官は「それよりも、今日も何回もチャンスがあったが、結果的に10残塁。厳しいゲームだった」と、あと1本が出ない打撃を嘆いた。

 最近7試合は5勝2敗と、ようやくチームもいい流れに乗ったかと思われたが、苦手とする阪神戦の連敗を止めることができなかった。ラミレス監督は「勝ったり負けたりするのが野球。とにかく戦い続けるしかない」と気持ちを切り替えていた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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