前田健太、自身4連勝でリーグ2位タイ7勝 強力打線を抑え「自信になります」

6回2失点の好投で7勝目を挙げたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
6回2失点の好投で7勝目を挙げたドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

6回2失点の好投で5月は無傷の4勝「たくさん勝ちをつけてもらえてありがたい」

■ドジャース 6-3 フィリーズ(日本時間1日・ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手は5月31日(日本時間1日)、本拠地フィリーズ戦で6回3安打2失点6奪三振無四球と好投し、自身4連勝を飾った。ドジャースは6-3で勝利し、3連勝。5月だけで4勝を挙げ、早くも今季7勝(2敗)に到達した前田は、強打者揃いのフィリーズ打線を抑え「自信になる」と振り返った。

 3回までパーフェクトピッチングを見せた前田。3回にマンシーの2ランでドジャースが先制するも、直後の4回は先頭マカッチェンにソロ弾を浴びた。さらに、5回はピンチで2015年サイ・ヤング賞右腕の相手先発アリエッタに左前打を許し、同点に。だが、打線はその裏にピーダーソンのソロ弾ですぐに勝ち越すと、シーガーも2ランを放ち、一気に3点リードとなった。

 前田は6回を3者凡退に抑え、その裏に代打を送られて降板。アリエッタに投げ勝ち、勝利投手となった。「粘り強く投げることができたと思います。フィリーズ打線はいいバッターがラインナップに並んでいますし、今日の内容は自信になります。粘り強く投げることができてチームが勝ててよかったと思います」。強力打線を擁し、東地区首位と好調の相手を抑えてしっかりとゲームを作り、納得の表情だった。

 5月は無傷の4勝。月間19勝7敗と圧倒的な強さを見せるドジャースの中で、安定した投球を続けている。

「いい状態はキープできていると思いますし、ゲームをしっかり作れば今のチーム状態なら勝ちをつけてくれるので、何とか1点でも少なく失点を防げれば勝利に近づくと信じて投げることができている。チームのいい状態に乗せてもらってるかなと思います」

 早くも今季7勝。順調に白星を積み重ねているが、「勝ちをたくさんつけてもらえるのはピッチャーにとってありがたいことですし、チーム状態も凄くいいので、最少失点で切り抜ければ自ずと勝利に近づく状態がある。5月で7勝というのはあまり意識せずに、1年間トータルで成績を残すことが大事なので」とあくまでシーズン通しての活躍を見据える。31年ぶりの世界一へ、この先も前田の力が必要不可欠となる。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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