西武中村、ラミちゃんに並ぶ交流戦歴代最多183打点 打撃2冠も安打トップは?
最多安打は阪神の鳥谷、本塁打、打点は西武の中村が2冠
1位 72本塁打 中村剛也(西)
2位 58本塁打 阿部慎之助(巨)
3位 55本塁打 村田修一
4位 47本塁打 A.ラミレス
5位 43本塁打 和田一浩
6位 42本塁打 山崎武司
7位 41本塁打 中島宏之(巨)
8位 40本塁打 中田翔(日)
8位 40本塁打 松田宣浩(ソ)
10位 37本塁打 李承ヨプ
中村剛也が巨人の阿部を大きく引き離して1位。2003年に1軍デビューし、交流戦が始まった2005年から主力選手になった中村は、「交流戦」の申し子と言っても良い。日本ハムの中田翔は4日のヤクルト戦で2本塁打。数字を伸ばした。
○通算打点
1位 183打点 A.ラミレス
1位 183打点 中村剛也(西)
2位 173打点 村田修一
4位 162打点 阿部慎之助(巨)
5位 156打点 新井貴浩
6位 145打点 和田一浩
6位 145打点 内川聖一(ソ)
6位 145打点 松田宣浩(ソ)
9位 143打点 今江年晶(楽)
10位 140打点 中島宏之(巨)
10位 140打点 中田翔(日)
中村はラミレスに追いついた。巨人の阿部が4位につけているが出場機会は限られる。当面、中村に追いつく選手は見当たらない。交流戦は、普段は対戦していない投手と当たる。情報量も少なく、経験値も低いままに打席に立たなければならない。それだけに純粋な「打者としての力」が求められるといえるのではないか。
中村は交流戦が始まった2005年に12本塁打、31打点で「日本生命賞」を獲得している。以後は、賞は獲得していないが、交流戦を最も得意にしている打者と言えるだろう。山川穂高という同じタイプの大砲が登場して、中村は下位を打つことが多くなったが、気楽に打席に立てる分、大物打ちの本領を発揮できるという部分はある。交流戦で最も注目すべき選手の一人だ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)