中日大島の“疑惑“判定 審判団の見解は「100%の確証のある映像は見つからなかった」

中日・大島が本塁生還を狙うもリプレー検証の末、アウトとなった【画像:(C)PLM】
中日・大島が本塁生還を狙うもリプレー検証の末、アウトとなった【画像:(C)PLM】

ランニング本塁打を狙った大島は、本塁クロスプレーに…

■ソフトバンク 6-4 中日(交流戦・6日・ヤフオクドーム)

 6日にヤフオクドームで行われたソフトバンク対中日の一戦で“疑惑”の判定が起きた。

 8回表、中日の攻撃だった。同点に追いつき、打席に立った大島の打球は右翼フェンスを直撃。跳ね返ったボールが転々とする間に大島は二塁を蹴り、三塁も蹴って本塁へと突入した。打球を処理した二塁手の明石が本塁へ送球。クロスプレーとなり、球審はアウトの判定を下した。

 中日ベンチはリクエストを要求。リプレー映像は大島の手が先に本塁に触れセーフのようにも見えたが、5分近くに及ぶリプレー検証でも判定は覆らず。中日ファンは騒然となり、ナインはベンチからしばし出てこず。首脳陣も声を荒げていた。

 試合後、審判団も報道陣に対応し、判定の経緯について説明した。この日の責任審判だった小林和公審判員は「映像で確認し、全員の判断で(判定を)変更するに値する確証ある映像がなかった。100%の確証のある映像は見つからなかったので、判定通りとしました」と語った。

 また、「我々は『ようじゃ』ではジャッジできない」とも説明し、判定を変更するだけのハッキリとした確証が得られなかったことで、判定通りの結論になった。また、判定に時間を要した点については「最初の映像の後に、なかなか映像が出てこなかったので時間がかかった」と説明した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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