大谷翔平、雄星撃ち6号の本塁打球を花巻東に寄贈へ「母校にあげたい」

マリナーズ・菊池(左)から本塁打含む2安打放ったエンゼルス・大谷【写真:AP】
マリナーズ・菊池(左)から本塁打含む2安打放ったエンゼルス・大谷【写真:AP】

試合中に球団関係者が本塁打ボールを回収「岩手県で野球をやっている子どもたちも楽しみに…」

■エンゼルス 12-3 マリナーズ(日本時間9日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地マリナーズ戦で「3番・指名打者」で5試合連続で先発出場した。4回の第3打席で花巻東高の先輩にあたる菊池雄星から3者連発となる左中間6号ソロを放つと、5回の第4打席で右中間適時二塁打。初回2死の二塁内野安打と合わせ、5打数3安打2打点で今季2度目の猛打賞をマークした。チームは12-3で大勝。連敗を2でストップした。大谷は「試合前から楽しみにしていた。打った、打たないに関係なく、こういうところで対戦できるのはすごく僕にとって特別な感じがあった。勝つことができて、まずは良かった」と振り返った。

 メジャー初の花巻東対決。NPB時代の2017年3月31日の開幕戦以来800日ぶりの対決だった。試合後、大谷は故郷・岩手への思いを口にした。

「僕よりも監督だったりとか、コーチの方が楽しみにしている部分もあったのかなと思うので。本塁打を打った、打たないとか、抑えた、抑えられなかったということではなくて、この舞台で対戦することができたのはすごく大きいんじゃないかなと思います」

「岩手県で野球をやっている子供たちも楽しみに見てくれたりするかもしれないので。そういう意味では良かったと思います」

 試合中に球団関係者が本塁打ボールを回収した。大谷は「母校にあげたいと思います。監督もそうですし、はい」と照れくさそうに母校に寄贈すると明かした。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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