菊池雄星、大谷らに3者連続被弾でKO 米記者は辛辣「そこそこの先発5番手」

敵地でのエンゼルス戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
敵地でのエンゼルス戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

ラステラ&トラウト&大谷に3者連続被弾「素晴らしい投球をしているようには見えない」

■エンゼルス 12-3 マリナーズ(日本時間9日・アナハイム)

 マリナーズの菊池雄星投手は8日(日本時間9日)、敵地エンゼルス戦に先発し、3回1/3を9安打、自己ワースト7失点(自責6)、79球でKOされた。メジャーで初対決した花巻東高の後輩・大谷翔平投手らに3者連続本塁打を浴びるなど、3試合連続でのKO。米メディアはここまでの菊池の投球について「そこそこの先発5番手投手」と厳しい見方を示している。

 2試合連続で3回1/3でKOされていた菊池。予定されていた先発登板を1度飛ばし、この日は中8日でマウンドに上がったが、またしても厳しい結果となってしまった。

 初回に不運な当たりもあって3失点。2、3回と無失点に抑えたものの、1点差に迫って迎えた4回に捕まった。先頭ラステラから大谷まで3者連続被弾。ラステラは初球、トラウトは2球目、大谷は初球とわずか4球で3被弾。天を仰いだ。その後、プホルスとカルフーンに四球を与えて降板し、3試合連続でのKO。救援投手も打たれ、失点はメジャーデビュー後ワーストの「7」に。3試合続けて3回1/3でマウンドを降りた。

 防御率は今季ワーストの4.99に。5点台目前となってしまった。米メディア「NBCスポーツ」のクリストファー・クロフォード記者はツイッターで「本音を言うとすれば、彼は今回の先発登板の大部分、そしてシーズン中のほとんどの登板で素晴らしい投球をしているようには見えない」とバッサリ。厳しい見方を示している。

 さらに、地元シアトルのラジオ局「710 ESPNシアトル」の司会者、ジェイク・ヒープス氏は菊池の投球内容を紹介するマリナーズ番記者のツイートに「これはキクチにとっては心配な傾向だ」と返信。「ファンタジースポーツ」のアナリストを務めるリッキー・サンダース氏もツイッターで「正直言うと、ユウセイ・キクチはそこそこの5番手先発投手であって、単にそれだけのことだ」と手厳しかった。菊池は先発2番手として開幕を迎えていた。

 菊池は試合後に「良くない試合が3試合続きましたけど、ここでどう自分自身がこの現状を捉えるかというところでまた、今後の結果だったりとか、野球人生が変わってくると思っているので」と前を向いた。憧れ続けたメジャーの舞台でぶち当たった壁を何とか乗り越えたい。

(Full-Count編集部)

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