オバマ前大統領も銃撃されたオルティス氏の回復願う「良くなりますように、パピ」

レッドソックスなどで活躍したデビッド・オルティス氏(左)とバラク・オバマ氏【写真:Getty Images】
レッドソックスなどで活躍したデビッド・オルティス氏(左)とバラク・オバマ氏【写真:Getty Images】

ボストンマラソン爆破テロ事件の年にRソックスが世界一、オルティス氏の名スピーチが話題に

 通算541本塁打を誇る元レッドソックスの強打者デビッド・オルティス氏が母国ドミニカ共和国で銃撃を受け、重傷を負った。オルティス氏は首都サントドミンゴ近郊のクラブで腰付近を打たれ、病院に搬送。命に別状はないとされているが、無事を祈る声が野球界以外からも続々と上がった。アメリカ前大統領のバラク・オバマ氏もツイッターで“ビックパピ”にメッセージを贈っている。

 オルティス氏は、レッドソックスで3度のワールドシリーズ制覇に貢献。ボストンマラソン爆破テロ事件が起きた2013年にも世界一に輝いた。その年に大統領を務めていたオバマ氏は「6年前、デビッド・オルティスのスピリットと意思が支えとなり、ボストンマラソンでの爆破事故から生じた我々の傷が癒え始めました。そして今日、彼の早急な回復を祈っている多くの人の輪に私は加わりたいと思います。早くよ良くなりますように、パピ」とツイッターで綴った。

 2013年、オルティス氏はテロが起きた後に本拠地フェンウェイパークで行われた犠牲者追悼セレモニーでスピーチを行い、放送禁止用語を使ってボストンへの溢れんばかりの愛情を表現した。今でも名スピーチとして語り継がれているが、レッドソックスはその後、神がかり的な強さを見せて世界一に。ボストン市民を最高の形で勇気づけた。

 オバマ氏は、翌2014年にレッドソックスの選手たちがホワイトハウスで優勝報告を行った際、オルティス氏からレッドソックスのユニホームを送られたときの写真もツイッターで投稿。オルティス氏の回復を誰もが願っている。

(Full-Count編集部)

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