菊池雄星、5回1失点の好投 勝敗付かずも手応え「自分のボールがやっと戻ってきた」

敵地ツインズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】
敵地ツインズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:Getty Images】

毎回のように走者を背負うも、要所を締め「いい形、いい方向にいったのかな」

■ツインズ 10-5 マリナーズ(日本時間14日・ミネソタ)

 マリナーズの菊池雄星投手は13日(日本時間14日)、敵地ツインズ戦に先発したが、今季4勝目はならなかった。3試合連続で4回途中KOとなっていた左腕。この日は5回6安打1失点にまとめたものの、チームは大敗して勝敗はつかなかった。

 6月8日(日本時間9日)のエンゼルス戦で、大谷翔平投手らに3者連続本塁打を浴びるなど7失点でKOされていた菊池。そこから中4日でツインズ戦のマウンドに上がった。初回、味方のエラーと四球で1死一、二塁とされるも、併殺打でこのピンチを切り抜けた。

 2回には2本の単打と四球で無死満塁のピンチを招いたが、2者連続三振などで窮地を脱した。3回にクルーズにソロ本塁打を浴びたが、失点はこの1点のみ。5回も2死からクルーズの右前安打とゴンザレスの二塁打で2死二、三塁の窮地を背負ったが、なんとか無失点に切り抜けた。

 3者凡退は4回の1イニングのみ。毎回のように走者を背負う苦しい投球となったが、5回6安打1失点。試合後の菊池はこの日の登板に手応えを感じたようで「自分のボールがやっと戻ってきたなというのが1番ですかね。ここ3試合やられっぱなしで、何が原因かをしらみつぶしにコーチと相談して、チームメートと相談してやってきましたけど、それがいい形、いい方向にいったのかなと思います」と語っていた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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