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「台湾の球児に夢を」―ラミゴの元同僚が語る、王柏融の日ハム移籍の意味

日本ハムに移籍した王柏融外野手が所属していたことでも知られ、2018年には2年連続台湾一に輝いた強豪、ラミゴモンキーズ。正捕手の林泓育(リン・ホンユ)捕手はチャイニーズ・タイペイ代表でも主砲を務める強打者だ。国際大会で感じた日本チームの印象や、数々のタイトルを獲得してきた打撃についてなど、本拠地の台湾・桃園国際球場で聞いた。

王柏融は大学でも後輩「彼が日本で活躍してくれれば…」

「日本は攻撃、守備どちらも細かいところがしっかりしていて、ミスが少ない。そういうところは、自分たちよりレベルが上だと思います。捕手に関しては、監督やコーチから直々にサインが出て、とても重視されているポジションだと思いましたし、守備の要求が高く、試合全体を引っ張っていると感じました。台湾は4チームしかないため、細かい作戦を立てるより、攻撃で点を取ることが大事だと考えられています。そういう意味では、打てる選手のほうが出場機会は多いです」

 日本の野球を毎日見ており、選手もほとんど把握している。また、技術についてコーチと話をすることもあるそうだ。そんな日本球界に、チームメートだった王柏融外野手が移籍した。王は大学の後輩にあたるため、入団した時から気にかけており「台湾球界のためにも頑張ってほしい」とエールを送る。

「同じ大学の後輩なので、入団したばかりの時はアドバイスをしていました。彼が日本に行くことは、チームメート、そして台湾球界にとって、とてもいい事例だと思います。チームメートも成功してくれると信じて送り出しました。彼は守備、打撃、どちらも優れています。3年半チームに在籍して、自分の技術を固めて日本に挑戦してくれました。彼が日本で活躍してくれれば、台湾球界も注目を浴びることになる。彼の努力はたくさんの台湾の球児たちに夢を与えると思います」

 チームには昨年、実質1年目で打率.387をマークした20歳の新鋭、廖健富(リャオ・ジェンフー)捕手がいるが「お互いに高め合っていきたい」と切磋琢磨していくことを誓う。

「彼が出場することはチームにとってプラスです。競い合う気持ちもありますが、自分の知ってることをどんどん教え、それを吸収してもらって、これからのチームを引っ張っていって欲しいです。自分は自分のできることを努力していきたいです」

 ニックネームは、太っているという意味の「小胖」。「子供の時からこの体形です」と、親しみやすい笑顔で話す経験豊富な主砲は、3連覇へ向けチームを牽引していく。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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