ハム吉田輝が先発へ ダルビッシュ、大谷ら先輩の「プロ2戦目」はどうだった?
現エースの有原には2戦目で「プロの洗礼」
○大谷翔平投手 2012年ドラフト1位
【プロ初登板】
2013年5月23日 ヤクルト戦
5回、被安打6、2奪三振、2失点 勝敗つかず
【プロ2戦目】
2013年6月1日 中日戦
5回、被安打4、4奪三振、3失点 プロ初勝利
大谷が投手として初めてプロの舞台に立ったのは、今から6年前の5月23日だ。当時から直球の威力は十分で、最速157キロを計測。5回2失点で勝敗はつかなかったが、続く2戦目では最速156キロの直球で中日打線を5回3失点に抑え、初勝利を手にしている。シーズンでは13試合に登板し、3勝0敗、防御率4.23だった。
○有原航平投手 2014年ドラフト1位
【プロ初登板】
2015年5月15日 オリックス戦
6回、被安打4、4奪三振、2失点 プロ初先発初勝利
【プロ2戦目】
5月24日 ソフトバンク戦
5回、被安打9、6奪三振、6失点 敗戦投手
現在、日本ハムのエースとして君臨する有原。そのデビュー戦は2015年だ。初回に1点を失いながらも、以降は最速151キロの直球で安定した投球を披露。6回2失点でマウンドを降りた直後、味方の猛攻で逆転に成功し、プロ初勝利を挙げた。しかし、2戦目のソフトバンク戦では、松田宣浩内野手、内川聖一内野手にそれぞれ本塁打を許すなど6失点。文字通り「プロの洗礼」を浴び、悔しい初黒星を喫している。ただ、この経験をバネにローテーションを守り、18試合、8勝6敗、防御率4.79でパ・リーグ新人王を獲得した。
もちろんたった2試合の結果では、ルーキーの将来性を予測することはできない。しかし、プロ2戦目は初登板よりも緊張が解け、より本来の投球を見せる可能性も高まってくる。まだまだ伸びしろを残している吉田輝が、果たしてどのような登板を見せるか注目したい。
(「パ・リーグ インサイト」吉田貴)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)