日ハム栗山監督「いってもらうしかない」プロ2戦目先発の吉田輝に期待

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

栗山監督は「この世界で活躍する要素を持っているのは間違いない」とも

■中日 – 日本ハム(交流戦・23日・ナゴヤドーム)

 日本ハムの栗山英樹監督が、23日に敵地ナゴヤドームで行われる中日戦に先発するドラフト1位ルーキー吉田輝星投手への思いを語った。プロ2度目の先発マウンドに上がる右腕に対して「連敗中にいかせるのは、というのはあるけど、いってもらうしかない」などと話した。

 中日戦前の練習中。通常通り報道陣に対応した指揮官は、この日2度目の先発登板となる吉田輝について「プロは多くのファンに支えられている。ファンが見たいと思う選手を見てもらう、ファンが喜ぶ野球をみてもらうというのもある」とコメント。続けて「俺はそういうことは考えてはいないけど、チームがこういう状況で若い先発投手を育てながら前に進めないといけない。足りなきゃいくしかない」と語り、先発投手に故障者が続く状況を救う1人として期待を寄せた。

 吉田輝は6月12日に本拠地札幌ドームで行われた広島戦でプロ初先発。5回を4安打1失点に封じて初登板初勝利をマークした。ストレートで押して広島打線をねじ伏せた投球に栗山監督はこの日「長くどれだけ活躍するかが大事。たのしんでもらえる投手になるには、真っ直ぐが通用しないと。かわして勝っても意味がない」と評価した。

 そして「こっちが思ってたものは間違いなかったと思うよ。追い込まれるほど力を発揮する。この世界で活躍する要素を持っているのは間違いない」とも語った栗山監督。注目を集める吉田輝のプロ2戦目。ドラゴンズ打線を相手に、いかなる投球を見せるだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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