広島田中広、4試合ぶりスタメン出場で2安打1打点 「また明日から頑張ります」

広島・田中広輔【写真:荒川祐史】
広島・田中広輔【写真:荒川祐史】

延長10回1死一、二塁で迎えた第5打席では中堅フェンス直撃のタイムリー二塁打

■オリックス 9-3 広島(交流戦・23日・マツダスタジアム)

 広島の田中広輔が23日のオリックス戦で4試合ぶりにスタメン出場を果たし5打数2安打1打点の活躍を見せた。

 20日の試合でルーキー小園海斗にスタメンを譲り、連続フルイニング出場がストップした田中。21日は出番がなく連続試合出場も止まったが、田中がスタメンを外れた3試合で4失策の小園に代わり、「1番・遊撃」と昨年までの定位置で先発出場した。

 第1打席と第2打席はいずれも空振り三振に終わったが、6回にチーム2本目となる安打を放った後、延長10回の第5打席には1死一、二塁の場面でセンターフェンスを直撃するタイムリー二塁打を放った。守備でも初回からゴロを処理するなど無難にこなし、ピンチの際にはマウンドの投手に駆け寄り声をかける姿も見られた。

 延長10回に一挙9点を奪われる後味の悪い敗戦となり、試合後は「また明日から頑張ります」と一言だけ残してロッカールームに引き上げたが、その表情は暗くはなく、言葉も力強いものだった。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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