大谷は39スイングで8本柵越え、本塁打競争への招待はまだ? 監督「されてない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLB機構からのオファーは…「私が知る限りではされていない」

■エンゼルス – レッズ(日本時間26日・アナハイム)

 25日(日本時間26日)の本拠地レッズ戦に「3番・DH」で5試合ぶりにスタメン出場するエンゼルスの大谷翔平投手。7月9日(同10日)にクリーブランドで開催される米オールスターのファン投票ではア・リーグDH部門4位に終わり、最終投票に進むことはできなかったが、前日8日(同9日)に行われるホームランダービー出場への期待が高まっている。ただ、ブラッド・オースマス監督はこの日の試合前、MLB機構からの招待はまだ「されていない」と明かした。

 久々のスタメン出場となる大谷は試合前、投球練習を行い、フリー打撃では39スイングで8本の柵越え。相変わらずのパワーを見せた。

 ここに来て、大谷がホームランダービーに出場するのか、米メディアも取り上げるなど注目を集めている。ただ、オースマス監督は試合前の記者会見で、大谷が招待されたかを聞かれ「私が知る限りではされていない」と明かした。指揮官は今月9日(同10日)、MLB機構から出場要請が来たら、という仮定の話の中で「彼(大谷)が最終的に決めないといけない。僕の考えが及ぶところではない。思うがままにするのが一番いいと思う」と話していた。

 一方で、投球プラグラムについては「予定よりも少し早く、遠征中でも投げ始めた」と説明した指揮官。エンゼルスが23日(同24日)までナ・リーグ本拠地のカージナルス戦に臨んでいたということもあり、監督会見ではDH制の話に。「監督としては、投手に怪我をしてほしくない。ナ・リーグの監督だけでなく、ア・リーグの監督としても、ナ・リーグの球場で試合をした時に投手に怪我をしてほしくない。ア・リーグのチームはDHを含めて考えているため、ナ・リーグの球場では不利だと思う」と話したオースマス監督は、大谷を3日間起用できなかったからそう思うのかと聞かれ、「だから、ナ・リーグの球場でプレーするときは少し不利だと言ったんだよ」と心境を明かした。

 今季は打者に専念している大谷。その存在感は日に日に大きくなっている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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