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なぜ、球団主催の音楽フェスティバルを? ホークスが手掛けるイベントと野球への還元

福岡ソフトバンクホークスが「福岡移転30周年記念事業」の一環として、本拠地の福岡ヤフオク!ドームで音楽フェス「FUKUOKA MUSIC FES」を6月30日に開催する。自主興行での音楽フェス開催は初めての試みとなる。なぜ、プロ野球の球団が音楽イベントを手掛けることになったのか、事業開発部部長の井上典之さんに話を聞いた。

6月30日、ホークス主催の音楽フェスティバルが行われる福岡ヤフオク!ドーム【写真:編集部】
6月30日、ホークス主催の音楽フェスティバルが行われる福岡ヤフオク!ドーム【写真:編集部】

6月30日に音楽フェス開催 井上事業開発部部長に聞く

 福岡ソフトバンクホークスが「福岡移転30周年記念事業」の一環として、本拠地の福岡ヤフオク!ドームで音楽フェス「FUKUOKA MUSIC FES」を6月30日に開催する。自主興行での音楽フェス開催は初めての試みとなる。なぜ、プロ野球の球団が音楽イベントを手掛けることになったのか、事業開発部部長の井上典之さんに話を聞いた。

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 球界屈指の人気球団となった福岡ソフトバンクホークス。本拠地のヤフオクドームを365日、稼働することも球団のひとつの仕事である。これまでも球場内外を走るリレーマラソンなどを開催してきたが、今回は若者に人気のアーティストを招き、音楽フェスを開催するというから驚きだ。

 野球場でコンサートはよくある話。しかし、球団が主催するのは異例のこと。ホークスでは初めての試みとなる。

 福岡に移転して30年が経つホークスは地元に球団が強く根付き、文化となった。野球事業開発部部長の井上さんは、ヤフオクドームで、新しい文化の発信をしていきたいと考えていた。

「ホークスからエンターテイメントを発信したい、ということで始まりました。これまで仕事で20年ほど、ドームの貸し出しをしていました。その中でコンサート開催による貸し出しも多かったです。イベンターさんとのお付き合いもあったので、アーティストのブッキングのお手伝いをしてもらったりしました」

 野球もコンサートもチケットを販売して、出演者(選手)がパフォーマンスをすることには変わらない。自分たちでも、できるのではないか、チャレンジしたいという気持ちが生まれた。

 今年は開幕戦に人気デュオのゆずを、タカガールデーの発表イベントにはタレントの若槻千夏や、モデルの池田美優(みちょぱ)らを呼び、会場を盛り上げた。タレントやアーティストの呼び込む術はわかっている。今回のフェスでは「アンジュルム」「きゃりーぱみゅぱみゅ」「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」をはじめ、「X JAPAN」のボーカルを務める「ToshI」と世界的ギタリスト「MIYAVI」の出演が決まるなど、注目度が高まっている。

 狙いのひとつに、野球ファンの底辺拡大もある。

「このようなイベントを育てていければ、新しいファンの獲得、スポンサーさんに興味を持っていただくこともできると思います。フェスに参加した人の中に、ヤフオクドームに初めて来た人もいると思いますし、野球を見に来たことがない人もいるはずです。イベントを通じて、野球への還元していきたいとも思っています」

 ドームの魅力を伝える施策も考えているほか、音楽フェス途中に大型ビジョンも活用し、公演のインターバルで試合映像を流したり、途中経過を知らせたり、野球色も少しだけ出していくことも考えている。

 福岡移転してからの30年の間でファンを多く集めて強さを手に入れ、NPB屈指の人気球団になったホークス。さらなる地元密着へ、あふれるアイディアをこれからも具現化していくだろう。

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