大谷翔平、術後初ブルペンに名物実況&解説も安堵「見られて良かった」

ブルペンでの投球を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二 】
ブルペンでの投球を行ったエンゼルス・大谷翔平【写真:盆子原浩二 】

エンゼルスOBのグビザ氏は「ラインナップに入るのかどうか気になっていた」と心配

■エンゼルス 5-1 レッズ(日本時間27日・アナハイム)

 26日(日本時間27日)に、昨年10月初旬に右肘内側側副靭帯の再建術(トミー・ジョン手術)後初となるブルペンでの投球練習を行ったエンゼルスの大谷翔平投手。44球を投げた後には、本拠地レッズ戦に「3番・DH」でスタメン出場し3打数3安打、今季4度目の猛打賞の活躍を見せた。

 右肘手術の影響で打者専念となっている大谷にとって、今季初の“二刀流”の1日となった。本拠地レッズ戦で3番・指名打者として先発した大谷だが、試合前には昨年10月の手術後、初めてブルペン入りし44球を投じた。地元ロサンゼルスで中継しているテレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」では初回の第1打席は、投手・大谷復活に向けた第一歩の話題で持ちきりだった。

 解説を務めるメジャー通算132勝のマーク・グビザ元投手は「私はショウヘイがラインナップに入るのかどうか気になっていたんです。ブルペンとブルペン外の遠投で投げていました。トータル100球。平地で60球。マウンドから40球でした」と切り出した。

 投手としての本格的なトレーニングの最初のステップを踏み出した大谷。二刀流の負荷から、果たして先発するのか、と、常々、大谷愛を炸裂させているエンゼルスOBのグビザ氏は気にかけていたという。

 マイク・トラウトとともにチームの中核を担う大谷に対するエンゼルスファンの懸念を拭うように、話を引き取ったのは名物実況のビクター・ロハス氏。「みなさん忘れないでください。ブルペンからの投球はすごく負担の軽いものでした。典型的なブルペン投球ではありませんでした。まだその段階に近づいていません。それでも彼がマウンドから投げるのは見れてよかったですよ。実際には平地でも投げていましたけれど、ブルペンのマウンドからも投げました」ブルペンでは丁寧に44球を投じた大谷だが、全力投球ではなく、フォームを確認するような練習だったとロハス氏は強調した。

「120フィートの距離で遠投練習もしましたよ」とグビザ氏。だが、大谷は2人の心配を払拭するかのように、直後に強烈な左前打で出塁。3打数3安打1四球1盗塁1得点で、見事チームの勝利に貢献していた。

(Full-Count編集部)

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