菊池雄星、5回5失点で防御率5.12 指揮官は粘投を評価「今夜もよく闘った」

適地アストロズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:AP】
適地アストロズ戦に先発したマリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

2回に味方の失策などが絡んで大量5失点、自責点は3

■アストロズ 6-5 マリナーズ(日本時間30日・ヒューストン)

 マリナーズの菊池雄星投手は29日(日本時間30日)、敵地アストロズ戦に先発し5回6安打5失点で降板した。リードを奪われてマウンドを降りたが、その後チームが一度は同点に追いついたため、菊池に負けはつかなかった。マリナーズは延長10回、4番手エリアスが元DeNAのグリエルにサヨナラ打を浴びてサヨナラ負けを喫した。

 2回に2点の先制点をもらった菊池だったが、その裏、連続四球でピンチを招くと、ゴードンの失策で1点を返され、マリスニックには2点適時二塁打を浴びて逆転を許した。さらにスプリンガーに右前適時打、アルトゥーべにも中犠飛を許して、さらに2点を追加され、この回大量5失点を喫した。

 菊池は3回に2死一、二塁、4回にも2死二、三塁と度々ピンチを背負ったが、なんとか踏ん張り追加点を許さず。味方の反撃で1点差に詰め寄った5回もマウンドに上がると、走者は出したが、無失点に切り抜け、この回で降板となった。

 序盤からビハインドを背負う投球となった菊池だが、スコット・サービス監督は5回までの粘投を評価。試合後の会見で「キクチは粘ってくれたと思う。(2回の後は)チームが(勝機を見失わずに)最後まで戦えるよう、彼は精いっぱい投げてくれた。彼は今夜もよく闘ってくれた」と話し、責めることはなかった。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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