大谷、6月は自己最多9発 HR競争出場へ期待高まるも…監督「球団と選手が決断すること」

本拠地アスレチックス戦で2本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
本拠地アスレチックス戦で2本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

1試合2本塁打は今季初、本塁打競争出場へオースマス監督は「私の意見はない」

■アスレチックス 12-3 エンゼルス(日本時間1日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6月30日(日本時間1日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・DH」で6試合連続スタメン出場し、今季初の1試合2本塁打をマーク。チームは3-12で大敗したものの、4打数2安打2打点と気を吐いた。6月は自己最多の9本塁打とアーチを量産。球宴前日に行われるホームランダービー出場への期待が高まっているが、ブラッド・オースマス監督は試合後に「球団と選手が決断すること」とあらためて話した。

 大谷はこの試合、4回の第2打席では右手一本で右中間へ運ぶ飛距離391フィート(約119.2メートル)&打球速度102マイル(約164.2キロ)の技あり弾。3試合ぶりの右中間11号ソロを放つと、8回の第4打席では447フィート(約136.2メートル)&109マイル(約175.4キロ)で右翼席に豪快弾を突き刺した。1試合2本塁打は昨年9月5日の敵地レンジャーズ戦以来298日ぶり。今季初となった。

 打者に専念する今季は47試合で12本塁打。特に、6月は自己最多を更新する9本塁打と量産態勢に入っている。1か月の出遅れも響き、ファン投票ではア・リーグDH部門4位に終わって7月9日(同10日)のオールスター出場は叶わなかったが、前日8日(同9日)に開催予定のホームランダービー出場の可能性はまだ残されている。

 試合後、オースマス監督は「大谷はホームランダービーに出るべきか」との質問に「それに関して、私の意見はない。球団と選手が決断することだから」と話すにとどめた。だが、周囲の期待は確実に高まっている。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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