エンゼルス、逆転され2点ビハインド スカッグス投手急死で敵地マウンドに「45」の文字

敵地でのレンジャーズ戦に先発出場しているエンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】
敵地でのレンジャーズ戦に先発出場しているエンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

試合前には黙祷、エンゼルスの選手は「45」のワッペンをつける

■レンジャーズ – エンゼルス(日本時間3日・アーリントン)

 エンゼルスはタイラー・スカッグス投手の急逝から一夜明けた2日(日本時間3日)、敵地レンジャーズ戦に臨み、初回に先制したものの逆転を許した。

 グローブライフ・パーク・イン・アーリントンでの一戦。敵地での試合となったが、マウンドにはスカッグス投手の背番号である「45」の文字が刻まれた。エンゼルスのベンチにはスカッグス投手のユニホームが掲げられ、選手は胸に「45」のワッペンをつけて試合に出場。試合前には黙祷が捧げられ、ベンチスタートとなった大谷翔平投手もチームメートとともにダグアウト前に並んだ。

 初回、エンゼルスはフレッチャーが二塁打で出塁。トラウトが四球を選ぶと、アップトンは遊ゴロで1死一、三塁に。プホルスは遊ゴロに倒れたものの、ダブルプレーは免れて三塁走者のフレッチャーが生還。エンゼルスが1点を先制した。

 しかし、その裏に先発スアレスが犠飛で同点とされると、3回にはデシールズに勝ち越しソロを被弾。さらに、重盗で本盗を許して、3点目を奪われた。試合は3回を終えてエンゼルスが2点をリードされる展開となっている。

 スカッグス投手は1日の(同2日)に遠征先のテキサスのホテルで急死。27歳だった。同日の午後7時5分に試合開始予定だった試合は中止に。しかし、一夜明けたこの日、エンゼルスは試合に臨む決断を下し、ブラッド・オースマス監督らが記者会見を行った。球団を通じて「昨年エンゼルスに入団して以来のチームメートで親しかったスカッグス投手が突然亡くなられた悲しみの中、発する言葉もありません。今は只々同投手のご冥福を心からお祈りしております」とコメントしていた大谷は、同僚とともに会見を見守った。

(Full-Count編集部)

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