大谷翔平、日本人初の球宴ホームランダービー出場ならず…出場8選手決定

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

6月に月間9本塁打 本塁打競争の期待が高まっていたが…右肘への影響懸念か

 エンゼルス・大谷翔平投手のホームランダービー出場は実現しなかった。大リーグ機構は3日(日本時間4日)、オールスター戦の前夜祭として8日(同9日)にクリーブランドで開催される本塁打競争に出場する全8選手を発表。大谷は日本人初出場の期待が高まっていたが、選出されなかった。

 昨年10月1日に右肘のトミー・ジョン手術を受け、5月7日(同8日)の敵地タイガース戦で打者として実戦に復帰。6月に入って状態が上向き、6月の月間成績は94打数32安打の打率.340、9本塁打22打点の好成績を残した。「3番・DH」で2試合ぶりに先発出場した、この日の敵地・レンジャーズ戦では痛烈な二塁打を2本放ち、今季18度目のマルチ安打をマーク。4打数2安打で今季は179打数55安打の打率.307、12本塁打、35打点。昨季を上回るペースで本塁打を量産してきた。

 6月13日(同14日)の敵地レイズ戦では日本人初となるサイクル安打を達成。チームメートでメジャー最強打者のマイク・トラウト外野手も大谷が本塁打競争に出場した場合は「たぶん優勝する」と予言していたが、投手では来季の二刀流復活へ向けて慎重にリハビリ中。制限時間内(4分間)でどれだけ打てるかを競うアーチ合戦による右肘の影響を懸念されていた。

 メジャーでも指折りの強打者たちが出場するMLBオールスターのホームランダービー。過去にはフィリーズのブライス・ハーパーやヤンキースのアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンら、数々のホームランバッターが優勝してきた。今季はすでにインディアンスのカルロス・サンタナ、ブルージェイズの新星ブラディミール・ゲレーロJr.、ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ、メッツのピート・アロンソ、パイレーツのジョシュ・ベルといった好打者たちの出場が決まっていた。残り2枠はアストロズのアレックス・ブレグマン、ドジャースのジョク・ピーダーソンが選ばれた。

(Full-Count編集部)

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