ハム栗山監督、勝率5割逆戻りで残り6試合総力戦 「やらなきゃいけないことがいっぱい」

日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山監督【写真:荒川祐史】

巨人からトレード移籍の吉川が先発も3回途中3失点で黒星

■西武 8-2 日本ハム(4日・札幌ドーム)

 日本ハムは4日、本拠地で西武に2-8で敗れ、勝率5割に逆戻りした。

 巨人からトレード移籍した吉川が先発し、初回3者凡退と好発進した。だが、3回に2本の安打と四球で1死満塁のピンチを迎えた場面で、外崎に走者一掃の右中間三塁打を許した。次打者に四球を与えたところで降板、2回1/3を投げて3安打3失点の内容だった。その後、4番手で登板したバーベイトが7回に5安打2四球で5失点して大敗。吉川は古巣復帰後初登板黒星となった。

 一方の打線は初対戦の西武先発・ニールの攻略に手こずり、6回まで石井の2安打のみに抑えられた。8回に石井のこの日3本目の安打となる右前適時打で1点を返し、9回には中田が右中間適時二塁打を放ったが、計2得点に終わった。

 栗山英樹監督は「残り6連戦、やらなきゃいけないことがいっぱいあるので、しっかりやります」と悔しさを押し殺しながら言葉を絞り出した。首位のソフトバンクとのゲーム差は7。「今の状況を考えたら、目一杯いくしかない。6連戦だろうが、前半戦終わりだろうと関係ない。ただ(オールスターで)少し間があくことによってピッチャーを突っ込める可能性がここからは出てくるので、しっかりやります」と総力戦で前半残り6試合を戦う。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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