ホークス、グラ砲2発5打点で7連勝 工藤監督も絶賛「頼もしい。素晴らしい働き」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

苦しみながらも9勝目の千賀に「よく粘った」

■ソフトバンク 6-3 楽天(4日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは4日の楽天戦を6-3で勝利し今季初の7連勝をマークした。グラシアルは2本塁打5打点の大活躍で勝利に貢献。楽天とのゲーム差を5に広がった。

 初回、内川のタイムリーの後に18号2ランを放ったグラシアルは、6回にも19号3ラン。立ち直った楽天先発・辛島から追加点を奪えず、逆にじわじわと追い上げられた嫌な雰囲気を一気に振り払う一発だった。

 グラシアルは2日の試合でも6打点を挙げ、この首位攻防3連戦で3発11打点。3日のデスパイネと合わせれば、キューバコンビで4発16打点の大暴れだ。指揮官も「本当に点が欲しいところで打ってくれて頼もしい。素晴らしい働きでした」と短い言葉に称賛の気持ちを込めた。

 先発の千賀は初回から球数を要する苦しいピッチングが続いたが、7回2失点と調子が悪いなりに試合を作り、リーグトップの9勝目。工藤監督は「よく粘ったと思います。悪い時にどうするかが大事」とエースの投球を評価。

 中5日であるにもかかわらず、100球を超えていた7回も続投させた。「6回終わって本人に聞いたら『行けます』ということだったのでね。(今が)9連戦ということも考えてリリーフの負担を減らしたかったので行ってもらいました。今日の試合は粘れたことが大きいですし、ランナーを出しても抑えてくれると思っていました」と指揮官。

 交流戦前に本拠地で3連敗を喫した相手に、きっちりと借りを返す3連勝。「みんなの『何とか』という気持ちがあったからだと思います」と、指揮官は最後まで選手たちを称えた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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