大谷、24歳最後の日に今季19度目マルチで打率.310も…エ軍は2連勝でストップ

敵地でのレンジャーズ戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
敵地でのレンジャーズ戦に先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

メジャー92勝右腕から2安打も7回好機では凡退、スカッグス投手急逝後は初黒星

■レンジャーズ 9-3 エンゼルス(日本時間5日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地レンジャーズ戦に「3番・DH」で2試合連続スタメン出場。5打数2安打と今季19度目のマルチ安打を記録したが、チームは3-9で敗れ、連勝は2で止まった。7月5日が25歳の誕生日の大谷は24歳最後の試合を“マルチ締め”としたが、9回には最後の打者となり、勝利はつかめなかった。

 エンゼルスは初回、前日2本塁打のトラウトの2試合連続弾となるソロ本塁打で先制。直後の1死走者なしで打席に入った大谷は、メジャー通算92勝右腕リンの外角ボール球のツーシームを打ち、“大谷シフト”で大きく空いた三塁線を抜く鮮やかな左前打。4試合連続安打とした。

 1-1の同点で迎えた3回2死一塁の場面では、1ストライクから内角への95マイル(約153キロ)の直球を打ち、今度はバットを折りながらもセンター前に運ぶヒット。前日から4打席連続安打で、今季19度目のマルチ安打とした。

 エンゼルスは先発キャニングが踏ん張れず、4回途中6失点で降板。大谷は4点ビハインドとなった5回1死の第3打席は高いバウンドのゴロ。これを遊撃の名手アンドラスが素手でキャッチし、そのまま投げて快足の大谷をアウトに仕留める美技で内野安打とはならず。さらに、7回1死一、二塁の好機ではトラウトが中飛に倒れると、続く大谷も初球の直球を打って右飛。好機でヒットが出ず、2打席連続凡退となり、6点差で迎えた9回2死一、三塁の好機でも二ゴロに倒れた。

 エンゼルスは7回にも3点を失い完敗。1日(同2日)にタイラー・スカッグス投手が急逝する悲劇があってから、悲しみを乗り越えて2連勝を飾っていたが、この日は敗れた。大谷は打率.310に上昇。今季50試合出場で12本塁打、35打点、OPS(出塁率+長打率)923となっている。

(Full-Count編集部)

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