ロッテ小島、2回8失点→6回4失点 吉井コーチは評価「期待持たせる投球」
オリックス戦でプロ2度目の登板「1試合1試合が自分では勉強」
■オリックス 4-2 ロッテ(4日・京セラドーム)
ロッテのドラフト3位ルーキー・小島和哉投手が4日、敵地でのオリックス戦でプロ入り2度目の先発登板。2回8失点KOだった前回登板から改善を見せる内容だったものの、6回96球4失点で2敗目を喫した。
プロ初登板となった4月4日の西武戦から3か月。小島が雪辱の先発マウンドに上がった。しかし初回、1番・福田にいきなり自らのグラブをはじく投手内野安打を打たれると、犠打で得点圏に進められ、3番・吉田正には外角低めのボール球を左翼前にうまくはじき返され、早くも1点を失った。しかし「『最少失点で』とは気をつけていました。あとは連打を食らわないように」と慌てることなく冷静に打者と対峙した小島は、4番・中川、5番・モヤを打ち取り、初登板のように大崩れすることなく、初回を1失点で終えた。
続く2回には1死から7番・西村に真ん中の直球を左翼スタンドへ運ばれたものの、以降4回まで打者9人、四球の走者一人を出しただけ。試合前に語っていた「(ストライク)ゾーンで勝負する投球」でオリックス打線を封じた。「ランナーがいない時には、すごいいいテンポで投げられた」と小島自身も手応えを感じながら、試合の中盤を迎えた。
そして味方が同点に追いついた直後の5回。初回同様、先頭打者の出塁から得点圏に走者を進められ、1番・福田との対戦。「カウントだけ悪くしたくないというのが頭にあった」と投じた初球、「ちょっと半速球みたいになってしまいましたし、曲がりも小さかった」と反省した真ん中付近へのカットボールを見事に強振されると、少し前に守っていた右翼・岡の頭上を超える適時三塁打。再び勝ち越し点を許し、3番・吉田正にもこの日2本目となる適時打を浴び、2点を失った。