中日松坂、5回まで3安打7奪三振1失点 下半身気にする仕草も、5回無死満塁凌ぐ

中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】
中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

5回には無死満塁のピンチを招くも、後続を断って無失点に切り抜ける

 中日の松坂大輔投手が5日、オセアン舞洲スタジアムで行われたウエスタン・リーグのオリックス戦に先発した。5回まで3安打無失点、7個の三振を奪う好投を見せている。

 初回、先頭の根本に四球を与えた松坂。盗塁で二塁に進まれると、岡崎に右翼越えの二塁打を許し、いきなり先制点を奪われた。2回はトレードでオリックスへ移籍した元チームメート松井佑を空振り三振。稲富を二ゴロ、杉本を空振り三振に仕留めて3者凡退に封じた。

 3回は先頭の宜保を一ゴロ、続く根本を空振り三振、太田を外角低めへの141キロで見逃し三振に仕留めて2イニング連続で3者凡退。4回も先頭の岡崎を中飛、白崎には四球を与えたが、小田、松井佑を連続空振り三振に仕留めた。

 5回は先頭の稲富に左前へとポトリと落ちる安打で4イニングぶりの安打を許す。杉本にも痛烈な当たりで右中間を破られ、宜保には四球を与えて無死満塁となった。ただ、ここからが真骨頂。根本を一ゴロホームゲッツーに打ち取り、太田を遊ゴロ。伸脚を繰り返して下半身を気にする仕草を見せながら、無死満塁のピンチを無失点で凌いだ。

 2月の沖縄キャンプ序盤にファンに右腕を引っ張られたことで右肩に炎症を発した松坂。その後リハビリを続け、5月28日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)で今季初実戦マウンドに上がった。この試合を2回完全投球とすると、2度目の登板となった6月14日の阪神戦(甲子園)は4回4安打1失点と好投。6月21日の広島戦(ナゴヤ)では6回2失点、復帰後最多の108球を投げていた。

(Full-Count編集部)

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