阪神からトレード加入のロッテ石崎「イシちゃんと呼んで」中継ぎとして期待

会見に出席したロッテ・石崎剛【写真:岩国誠】
会見に出席したロッテ・石崎剛【写真:岩国誠】

ZOZOマリンスタジアム内で入団会見、背番号は「58」

 阪神から交換トレードでロッテに移籍した石崎剛投手の入団会見が7日、ZOZOマリンスタジアム内で行われた。新たに背負う背番号「58」のユニフォームに袖を通した。

 ロッテ・松本尚樹球団本部長とともに会見場に姿を現した石崎。「阪神タイガースから入団いたしました石崎剛です。チームのために少しでも力になれるように、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」と、少し緊張した面持ちで第一声を発した。

 今回のトレードを聞いた心境について「このお話をいただいた時には驚きましたが、大きなチャンスをいただいた以上はロッテで自分の力を出せば大丈夫だと思っています。ロッテは応援がすごいという印象ですが、その応援に負けないくらい自分の力を発揮できたらと思っています」と、新天地での活躍を誓った。

 毎月開催されるマリンフェスタでは、ユニフォームの背ネームにニックネームがプリントされる。そのニックネームについて「『イシちゃん』と呼んでほしいです。(阪神には)石崎、岩崎、岡崎、と『ザキ』がつく選手が多かったので『イシ』と呼ばれていました。そこに可愛らしく『ちゃん』をつけてもらえれば』と、新加入の『イシちゃん』は笑顔を見せた。

 松本本部長は「中継ぎを補強ポイントとして考えている中で、春先から評価していた投手。昨年はヒジの故障もありましたがそこは完治し、1軍では2試合ですがファームで18試合に登板し防御率1.10と成績を残していた。オールスター明け、夏場の苦しい時期に1軍で活躍してもらいたい」と期待を寄せた。

 ファームでは、課題とする変化球を磨いてきたという。「点を取られたくないという気持ちと、1軍に上がりたいという気持ちでずっとやってきましたので、いつでもいける準備はできています」と、意気込みを語った石崎。現在5位ながら上位とは僅差のロッテ浮上へのキーマンとなるべく、新天地での活躍を目指す。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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