大谷は「とてつもないパワー備える」米解説感嘆、巧打の二塁打は「シフトに対応」

初回に二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
初回に二塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

初回2死で剛腕コールから大きく空いた三塁線へ飛ばす二塁打

■アストロズ 4-0 エンゼルス(日本時間7日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地アストロズ戦で「3番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席でシフトを破る左翼線二塁打を放った。メジャー屈指の剛腕ゲリット・コールからマークした今季最長タイ6試合連続安打に、米放送局「FOXスポーツMLB」は称賛した。

 初回2死。1ボール1ストライクから、コールの内角ナックルカーブに反応。十分に引きつけて打った打球はシフトで大きく空いていた三塁線へ。悠々と二塁打とした。6月30日のアスレチックスから続ける快音に、実況のジャスティン・カッチャーは「逆方向への打球です。ライン際です。オオタニが一塁を回り二塁へ向かいます。2アウトからの二塁打です。シフトを破りました」と伝えた。

 この日の解説は米最大のスポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」の名物記者、トム・ベルドゥーチ氏。シフトを破る一打に感嘆の声を上げた。

「オオタニのゴロの逆方向への打球を見ることはあまりありません。彼には左中間へと飛ばすとてつもないパワーが、元々備わっています。彼は(アストロズの)守備のシフトに対応したと思います。なかなか良い打撃でした」

 大谷シフトの裏をかく二塁打は得点につながらなかった。奪三振マシンのコールに対して3回は空振り三振、6回は遊ゴロに倒れたが、打者・大谷の存在感を示すには十分な一打となった。

(Full-Count編集部)

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