西武、悪夢の5回 3失策3四球で4失点に辻監督「こんな野球をしていれば勝てない」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

鈴木とルーキー佐藤龍を挙げ「悪条件の中、必死な2人を見習わないといけない」

■ロッテ 8-2 西武(7日・ZOZOマリン)

 西武は7日、ロッテ戦(ZOZOマリン)で逆転負けし、3位に逆戻りとなった。前日の勝利で2位に浮上していたが、3位の日本ハムが勝利したため、順位が入れ替わった。

 悪夢は5回に起きた。この回先頭の角中の飛球が強風に煽られ、外崎が落球。これをキッカケに1死二、三塁とされると、藤岡は投ゴロに。三塁走者は飛び出しかけたが、先発の松本航は慌てて一塁に送球。これが悪送球となり、逆転を許した。

 このプレー、試合後の辻監督は「何をしてるんだ?ランナーはそこにいるのに。びっくりしたわ」とやや呆れ気味。松本航も「焦ってしまった。僕のミスです」とうなだれた。さらに、秋山の送球エラーもありこの回4失点。指揮官は「ヒット1本に四球3つ。エラーは3つ。こんな野球をしていれば勝てない」と嘆いた。7回には2番手の森脇が井上に3ランを浴びるなど4失点と突き放され、試合を決められた。

 野手では3試合連続で先発した鈴木と「9番・三塁」でプロ入り初スタメンの佐藤龍がそれぞれ2安打と躍動したが、チャンスを活かせず13残塁に終わった。「悪条件の中、必死な2人を見習わないといけない。初心を忘れず、どんな展開でも諦めずにやる」と前を向いていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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