計り知れない「大谷効果」 米記者が指摘、復帰後のチーム得点力はリーグ屈指

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

7日は右腕コールの前に打線沈黙も…試合前までの大谷復帰後の得点はリーグ4位

 昨年10月の右肘靭帯再建手術の影響で今季は打者専念のシーズンとなっているエンゼルスの大谷翔平投手。前半戦でその存在感の大きさは際立ったが、5月7日(日本時間8日)の復帰後にもたらしている巨大な“大谷効果”が話題となっている。

 今季は“一刀流”として豪快な「ビッグフライ」を連発している大谷。MLBネットワークの名物コラムニスト、ジョン・モロシ氏は自身のツイッターで6日(同7日)に大谷の影響力の大きさにスポットライトを当てた。

「オオタニは5月7日にエンゼルスでのシーズンデビューを果たした。そこからチームは(米時間5日までに)30勝25敗。そして、289得点を記録している。この期間のオフェンスの生産力としてはア・リーグでツインズ、ヤンキース、レッドソックスに次ぐものである」

 多くの強打者がプレーするア・リーグで、大谷が「3番・DH」の定位置に座るエンゼルスの得点力はリーグ4位だという。このツイートの直後に行われた6日(同7日)のアストロズ戦は、リーグトップの奪三振を誇るゲリット・コール投手の前に打線が沈黙したものの、翌7日(同8日)の前半戦最終戦は激しい打ち合いに。最後は10-11でサヨナラ負けを喫したが、トラウトが2本塁打、大谷も一時勝ち越しの14号2ランを放つなど、破壊力のある攻撃を見せた。

 ジャスティン・アップトン外野手、アンドレルトン・シモンズ内野手、トミー・ラステラ内野手ら打線の主力の故障が相次ぎ、まだ戻ってこられない選手もいる中で、大谷復帰効果は計り知れない。

 もっとも、大谷とメジャーNO1プレーヤーのマイク・トラウト外野手のトラウタニコンビが躍動するエンゼルスは、45勝46敗と借金1で前半戦を終えた。開幕前からチームの課題とされた投手陣がエンゼルスの弱点となっている。タイラー・スカッグス投手が急死する悲劇に見舞われたばかりだが、地元ファンからは返信欄で「ピッチャーさえいれば」「彼も投げ始めないといけないかもしれない」とエンゼルスの“投弱”ぶりに嘆く声も出ていた。

(Full-Count編集部)

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