田中将大が球宴初登板初勝利 NYメディア称賛「MVP候補である男を三振に…」

MLBオールスターでア・リーグ二番手として登板し勝利投手となったヤンキース・田中将大【写真:AP】
MLBオールスターでア・リーグ二番手として登板し勝利投手となったヤンキース・田中将大【写真:AP】

ア・リーグの2番手として登板し、1回1安打無失点

■ア・リーグ 4-3 ナ・リーグ(日本時間10日・クリーブランド)

 ヤンキースの田中将大投手は9日(日本時間10日)、クリーブランドで行われたオールスター戦でア・リーグの2番手として2回から球宴初登板。1イニングを1安打無失点に抑え、日本人初の勝利投手となった。

 田中はメジャー1年目の14年に球宴選出されたものの、直前に右肘靭帯を部分断裂したため、出場できず。マウンドに立つのはこれが初めてだった。0-0の2回から2番手としてマウンドへ。先頭のベリンジャーからスプリットで空振り三振を奪うと、ロッキーズのアレナドを直球で中飛に。パイレーツのベルにはチャレンジで判定が覆って内野安打となったものの、続くカブスのコントレラスを投ゴロに仕留めて無失点に抑えた。

 辛口で知られるNYメディアは右腕の好投を好意的に伝えた。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「火曜夜にプログレッシブ・フィールドで、ヤンキースのベテラン右腕はミッドサマー・クラシック(オールスター)のデビューを果たし、ア・リーグの投手として2回表を無失点に抑えた。ナ・リーグの(シーズン)MVP候補であるコーディ・ベリンジャーを三振に打ち取り、ノーラン・アレナドをセンターフライに仕留めた」とメジャーを代表する左右の大砲斬りを伝えた。さらに、同2死一塁の好守にも注目。「ウィルソン・コントレラスのピッチャーライナーを止めて(一塁でアウトにし)、役目を終えた」と報じた。

 地元局「SNY」は「タナカは2回を無失点に抑え、ドジャースのコーディ・ベリンジャーを三振に仕留めた」と伝えた。負傷のブルージェイズ・ストローマンの代替選手としてオールスター出場となったが、ヤンキースの主戦投手としての役目をきっちり果たした。

(Full-Count編集部)

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