史上初の珍事 ロッキーズ対レッズ戦で同名“グレイ”同士の投げ合いが実現

ロッキーズ対レッズ戦に先発したジョン・グレイ(左)とソニー・グレイ【写真:Getty Images】
ロッキーズ対レッズ戦に先発したジョン・グレイ(左)とソニー・グレイ【写真:Getty Images】

ロッキーズのジョン・グレイ投手とレッズのソニー・グレイ投手が先発

■ロッキーズ 3-2 レッズ(日本時間13日・コロラド)

 12日(日本時間13日)に行われたロッキーズ対レッズの一戦で、MLB史上初となる珍事が起きていた。

 ロッキーズの本拠地クアーズフィールドでの試合。この日レッズの先発マウンドに上がったのはソニー・グレイ投手。過去には4度の2桁勝利をマークし、今季も5勝をあげている右腕だった。一方、ホームのロッキーズの先発はジョン・グレイ投手。昨季まで3年連続で2桁勝利をマークし、今季もここまで9勝をマークしている右腕だった。

 そう、この試合は、まさかの同名同士による“グレイ対決”。この珍しい顔合わせにMLB公式サイトのコーナー「Cut4」は「金曜日のレッズ対ロッキーズ戦は、我々が86年間見たことのなかったランダムな状況となった」として記事を掲載し「ともに同じラストネームを持つ右投手だ」と紹介した。

 実はありそうで少ない同名投手による投げ合い。米データ分析会社「STATS」によれば、ラストネームが「グレイ」による2人の先発投手による投げ合いはMLB史上で初の出来事。また、同じ色の名字を持つ2人の投手が投げ合うのは、1933年7月26日のヤンキースのジャンボ・ブラウンとレッドソックスのロイド・ブラウンまで遡るという。

 なお、この試合、レッズのソニー・グレイは7回を投げて5安打1失点9奪三振、ロッキーズのジョン・グレイも7回を投げて4安打2失点6奪三振と好投。8回にロッキーズが逆転に成功して勝利しており、ともに勝敗はつかなかった。

(Full-Count編集部)

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